誰もが歳を取り老人になっていく。60歳を過ぎた時に自分の人生は隣の同年齢の人と違ってくる。誰もが同じ老後を過ごせない。老後の世界は、未知の世界。あなたしか分からない運命が待っている。個人差が歴然と見えて来る世界が老後の世界である。
今までの生活習慣から健康に違いが生まれる。老後を意識した貯蓄やお金稼ぎをしていないと働けなくなった年齢に達した時に後悔する。子供がいなければ、頼る家族もいない。親族は皆老人になり、自分たちの生活でアップアップかもしれない。頼れるのは自分の体と生活の知恵だけである。
70歳を過ぎれば仕事を探しても見つからなくなる。健康障害も発症しやすく成り、老化による制約が老後の生活に現れる。筋肉量の損失からくるフレイルで歩行が難しくなり、行動範囲が狭くなる。良いことよりも悪いことが身の回りに増えてくる。老人になることは弱者になることである。
この世に一人で生まれ、この世を一人で去っていく。それまでの間の人生を楽しむにはどうしたら良いかを70歳過ぎに特に問われる。