60歳代は何を楽しみ、悩み、不安に感じるのか?

目の前のテーブル席に座って本を読んでいる若い女性がいる。スタバでこのブログを書いているのだが、気になる。午後2時になろうとしているのだが、仕事は一体何なのだろうか。年齢的に27歳ぐらいだ。オフィスに勤める女性には見えない。

フリーランスか、何かの資格をとるために勉強をしているのか。それとも、会社を退職して留学しようと準備をしているのだろうか。27歳前後の若い女性は、結婚か、遊びか、キャリアかで迷う年齢だ。

60歳代のシニアはどうだろうか。何か独特の迷いがあるのだろうか。迷いよりも不安が先にくるのかもしれない。65歳未満と65歳以降のシニアでは、迷いも不安も違うのではないか。

何か面白いこと無いかな!とアクションを求める60歳代

60歳代の子供は両親の介護との板挟み

子供たちが社会人になって一人で生活をし始めた。やっと、夫婦二人の生活を楽しめる年齢(60歳代)になったのだが、数年後に両親の介護が始まるとは思わなかった!もう少し、自分たちの時間を楽しめると期待していたのだが、世の中はそう上手くいかない。

介護が始まると1週間も介護を休む事が出来なくなる。2,3日ぐらいの小旅行などは出来ない事はないが、心が休まらない。私たち夫婦の場合は、家内の母親の介護だ。老夫婦だけの生活を今まで続けてきたのだが、義父が91歳、義母が85歳になった時点で義母が転倒して背骨の圧迫骨折になった。

義母は自動的に介護ベッド生活。要介護5の認定を受けている。義父は、91歳であるが自分の身の回りの事はできるようだ。今回、家内の実家で介護支援をしていたが、やはり、義父が出来る範囲は限定されていた。義母が介護ベッド生活であるがため、料理は自分でしなければならないがご飯を炊いたりするぐらいだ。

老夫婦は二人で一人の生活になる!

老人に成ればなるほど自由な生活が出来なくなる

90歳の義父と85歳の義母の生活を介護支援する立場の人間として観察すると自由な生活が出来なくなって来ているということが分かる。若い頃は当たり前と思ってやっていた炊事、洗濯、掃除が十分出来なくなった。もう、自分たちの力だけでは出来ないという状況だ。

歳を取る=>自分の自由が奪われる!

年寄りは、自分の体の老化に従って生き方を変えて妥協する生活になる。介護支援をしながら、肌でその現実を感じている。

健康寿命を伸ばす=自分の自由を確保し自由でいられる時間を伸ばす

椅子から立ち上がるのに時間がかかる老人の足は直せる

老人が足の筋肉を鍛える最良で最後のタイミングは、自分の足で椅子から立ち上がるのに時間がかかる状態になった時である。椅子から立ち上がるのが出来なくなったら自分の力で動けなくなる。その一歩手前の状態が椅子から立ち上がるのに時間がかかるときだ。この時に足の筋肉を鍛えるリハビリを開始すれば、足の力を強化し元に戻せる最良で最後の機会になる。

一度、足の筋肉が弱体化して自分の力で椅子から立ち上がれなくなったら、元に戻すのに時間と苦痛が伴う。そうなる前に手を打たないとタイミングを逸する。70歳代、80歳代、90歳代の老人は既に衰えた足を鍛えても元に戻らないと思いこんでいる。

それは嘘である!

足の筋肉は年齢に関係なく回復する!

老夫婦の両親を介護する選択

子供が両親の介護をする時に最終的にどうするかを考えておく必要がある。両親は年老いていく。自分たちだけで自立した生活が時間の問題で出来なくなる。その時点になった時に子どもたちはどのようなことを事前に考えておかねばならないかを自分なりに考えた。

私たち夫婦は、家内の両親をお世話する義務はない。妻は私の家に嫁いだからだ。・・・とは言っても後方支援という形で家内の両親をサポートする必要はある。長男夫婦は、関西に在住であるのですぐには対応が取れない。自然な形は、長男夫婦が東京の両親宅で生活をすることであるが長男夫婦にも地元で作り上げた生活がある。色々なオプションが考えられる。そんなオプションを自分なりに考えた。

両親を介護する選択