シニアのいびきは気がつかない内に起きている、どうしよう?

私はいつも家内にいびきで怒られる。いびきがやかましいという。私に言わせれば、家内のいびきの方がうるさいと言いたい。

家内は言う、「私はいびきをかいていません!」と。家内は自分がいびきをかいているのを自覚していない。家内が先に寝た時に寝室に入ると家内がいびきをかいているのに気がつく。今度、録音して証拠を聞かせようと思う。

私はいびきで他人に何度も起こされている。カフェの店舗内、図書館、電車の中など仮眠をしている時にイビキがうるさいためか起こされる。いびきは誰でもする。それはシニアになれば、いびきを今までかいていない人もいびきをやり始める。意識してコントロールができれば問題がないが、無意識の睡眠中に起きるいびきであるためどうしようもない。

いびきは加齢で誰もがかき始める!対策はあるのか?

若い頃はいびきをかいていなかったという奥様が多い。歳を取ってからいびきをかき始めたと気がつく。そんなシニア女性が多い。別に女性で無く男女ともにいびきはかく。いびきは、色々な理由でかき始める。

いびきをかく時

私は週1回ジムに通って筋肉運動をしている。体力を凄く消耗するためその夜は必ずいびきが大きくなる。毎夜いびきをかくのだが疲れている時は特にいびきが大きくなるようだ。あと、宴会や懇親会でお酒を飲んで酔っ払って帰宅した夜もいびきが大きくなる。兎に角、毎夜私はいびきをかくのだそうだ。

私はいびきをかかないと言いたいのだが、それが言えない出来事を体験する。自分のいびきで目が覚めた事である。何か大きな爆発音が聞こえて目が覚める。初めはどこかで何かが爆発したと思っていた。でも、それが何回も続くと説明が出来なくなる。そんな時にとうとう自分のいびきが原因であるという爆発音に出くわした。記憶に残るいびきの爆発音で寝室には私一人しかいなかった。家内のいびきでは無い。

いびきをかくという自覚

そんな体験から自分はいびきをかいているという事を認め自覚する。とは言え、いびきを止める事は出来ない。いびきと共に生きていくしか方法は無い。出来る事はいびきをかき始めないように意識して横向きに寝る事だけ。横向きに寝ると気道を舌の筋肉がふさがないので音が出なくなる。隣人の夫婦は寝室を別にしている。それでもいびきは聞こえるが小さい。

舌の筋肉は加齢で徐々に気道をふさぐのだという。家内のいびきも加齢による筋肉の衰えから来ているのだろう。肥満体で無いやせ形であるから、それしか原因が見つからない。妻はいびきを自分がかいているという事実を認めないのだが、疑いを持っている。いびきをかくという自覚がないといびき対策を真剣にやらない。

舌の筋トレ(いびきの運動療法)

いびきの音を軽減する製品があるが、どれも効果が無いのが現実だ。いびきの音を無くす製品を開発した人は一夜のうちに億万長者になる。全世界の人がお客さんになる。いびきで困っている人は周りにうようよいる。誰もがいびきで困っている。

検索していびき対策方法を探したら、こんな情報を見つけた。「いびきの運動療法とは」というページで下記のような舌の筋トレ方法が記載されていた。

舌のブラッシング

①舌をできるだけ前に出して先端と辺縁を軽い力でブラッシングします
②前後に5回ブラッシング(1、2、3、4、5とゆっくり数える)

舌のスライド運動

①軽く口をあける
②舌の先端を上前歯の裏側につけ、舌前半分を上顎に強く押し当てる。
③舌を上に押しあてながら後ろにスライドさせる(1、2、3とゆっくり数えながらスライド、この時に舌を巻かない)
④可能な限り後ろに持ってきて力を抜く
⑤3回繰り返す

舌のプレス運動

①軽く口をあける
②舌の先端を上前歯の裏側につけ、舌前半分を上顎に強く押し当てる。
③1、2、3とゆっくり数えながらそのままを持続する
④力を抜く
⑤3回繰り返す
⑥舌全体を口の底に押し付ける
⑦1、2、3とゆっくり数えながらそのままを持続する
⑧力を抜く
⑨3回繰り返す

舌のストレッチ運動

①オトガイに届くように舌を強く下にだして、1、2、3とゆっくり数え力を抜く
②鼻に届くように舌を強く上にだして、1、2、3とゆっくり数え力を抜く
③3回繰り返す

ブローイング

①鼻から大きく空気を吸い込む
②くちびるを結びながら吸い込んだ息を口から出すようにする
③くちびるの隙間から息が漏れ出す感じで1、2、3とゆっくり数えながら息を出す
④5回繰り返す

発声練習

①鏡の前でくちびるを意識しながら「あ、え、い、お、う」を各1‐2秒持続させながら発声する
②5回繰り返す

スマイル

①鏡の前でくちびるを意識しながらとびきりの笑顔を作る
②笑顔のままで1、2、3とゆっくり数え力を抜く
③3回繰り返す

いびきは睡眠中に、鼻やのどなど空気の通り道(気道)の狭い部分に主に吸気時に空気がぶつかり、振動しておこる異常な呼吸音のこと。軟口蓋や舌を支える筋肉が加齢によって弱まり、気道が狭くなりいびきの原因になる。シニアの体は筋肉が衰えて失われて行く。その意味合いで舌の筋トレは効果があるのではないか。

薬局に行くと「いびき対策の製品」が売られているが、決定打がない。

  1. 鼻孔拡張テープ

  2. Anloma 210枚 いびき防止テープ 口閉じテープ 鼻呼吸テープ

結論

妻曰く、夜寝るときは「横向きに寝て!」と。抱きまくらを使って横向きに寝る練習をしている。寝ているときは意識がないのでどれぐらいの時間、横向きに寝ているか分からない。意識がある時に横向きに寝ていると確かにいびきをしていないことがわかる。

舌の筋トレをどれだけに人が習慣化できるだろうか。私も挑戦したが、続きそうもない。鼻と口から息をする氣道を広くさせれば良いのだが、いちばん簡単な方法はやはり横向きに寝るしかない。