なぜ、同年代だけの会話は自分の世界を狭めるのか?

過去の自分を振り返ってみるといつも年齢層が類似の人たちと会話をしている。若い人たちとの会話は、若い人たちがいるグループに自分が入って行かないとできていない。同様に自分の歳以上のシニアとの会話も同様だ。当たり前かもしれないが、会話をする相手が限定されると住む世界が狭くなる感じだ!

生きた情報やトレンドは人から伝わる。年老いてくると会話をする相手が同年代に限定されてくる。新しい時代と流行を作る若い人たちとの接点が少なくなり若者たちの価値観や人生観が読み取れなくなる。シニアは若者から若さと新しい生き方を学ぶ。どのようにしたら、違う年代の人達と触れ合う生活ができるのだろうか。

違う年代の新しい知人を作るには同じ趣味を持つ

私は現在2つの団体に所属している。1つは、経営サロン会というビジネス思考の勉強会グループだ。毎月1回ビジネスセミナーが開催されてその後懇親会となる。若い人たちとの接点は少ない。多くの参加者は、60歳代前後の経営者か定年退職者である。

もう一つは、経営支援NPOクラブという団体だ。この団体は、大企業OBが積極的に中小企業を支援する仕事を展開している。ビジネスマッチングを官公庁や自治体の依頼で行っている。当然、平均年齢が70歳前後となる。私は65歳だが、若いと言われる。

この2つの団体に定期的参加しているが、年齢層からいって若者との接点がどうしても少なくなる。それを補うために時々インターネットビジネス関連のイベントやセミナーに参加している。過去にいくつかのIT勉強会グループに参加したが自分の興味が続かなかった。

何か1つ定期的に若者たちと会話が持てる団体やオンライン会議に所属する

定期的に若者たちと顔を合わせて共通の話題について意見交換するのは有意義である。勉強会に限定せず自分の興味の延長線上に有るグループや団体であれば良い。待っていてはその機会は訪れない。自分で捜してドアをノックするしかない。コロナウイルス感染のリスクで直接顔を合わせる機会は少ない。オンライン会議で顔を合わせるのが当たり前になる。色々なウエブ会議に無料で参加して若者たちと意見交換をする。それが定期的になれば、自然と若者の世界に入れる。

自分の趣味や関心の範囲でウエブ会議や交流会をインターネットで探す。多くは無料で参加できるので気楽に参加登録をしてみる。オンライン会議形式で参加するウエビナーもある。後は、新しく何かを学ぶという切り口で勉強できる団体を探すしかない。新しく何かを学ぶか?・・・と言われても何を学びたいかがまだ分からないシニアは、今後必要と思う学び事を探す。(1)料理、(2)介護、(3)国語(漢字の読み書きがパソコン無しでできない)など。

無料で使えるオンライン会議ツールを学ぶ事から始める

コロナウイルス感染の影響で直接会って会議や打ち合わせをする手段がオンライン会議・打ち合わせという形に移っていっている。この流れについていけないとシニアは置いてきぼりになる。非接触がこれからのキーワードになり、非接触で物事を進める時代がやってきた。そのためにはオンラインウエブ会議ツールをシニアは今から学ぶ必要がある。

現在使われている無料オンライン会議ツール

  1. Zoom
  2. Google Meet
  3. Cisco Webex Meetings

この3つの無料オンライン会議ツールのどれを使っても使い方であまり大きな違いはない。画面に表示されているメニューを遊びながら触って何が起きるかを学んでみる。操作自体はしばらく触っているうちに簡単であることがわかるはず。

オンライン会議ツールを使い慣れると打ち合わせの場所や距離で問題がなくなる。遠距離の人たちと決まった時間に顔を見ながらお喋りができるようになる。これからの日本社会は特別な事情がない限り直接会って会議をする機会が急激に減少する。

そんな時代の流れを先取りする意味でシニアは積極的にオンライン会議ツールに慣れておく必要がある。

結論

若い世代の人達と触れ合う開会を多く持つと若さをもらえると同時に時代の流れについて行けるようになる。新しい生き方や流行などは若者たちが作り出す。若者たちとの接点を持ち続けると社会の新しい価値観や常識がシニアに伝わる。シニア同士の付き合いは世間が狭い。それが嫌な人は意識して時代の流れに乗るオンライン会議ツールを学ぶ必要がある。