007 Spectreの映画を見て時代の違いを感じる

007

本日、2015年11月27日に12月4日にロードショウされる「007 Spectre」を見てきた。最近の007の映画は見てきていなかった。時々、テレビで007の映画を見るくらいだ。この映画は、最後の最後まで気が抜けない映画になっている。昔のように美女が何人も登場してくるという感じでもない。 

ストーリーの焦点は、派手さではなくWho is James Bond?という所にある。映画の終わり頃に意外な展開がある。それが何であるかは見てからのお楽しみだ。 

昔の007の映画を期待すると期待外れになるかもしれない!

私と同じように先行公開初日午前中に007 Spectreを見に来る人はどんな人たちだろうか。そんな興味を持って映画館の中を見渡した。私の予想は、シニアの男性が多いのではと思っていたのだが意外にも若い女性と男女のカップルが多かった。午後から始まる第二回目の上映時には、予想通り大勢のシニアが列をなしていた。どうも、時間帯の問題であったようだ。

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007映画の全盛時代は、最先端のガジェットや車、そして、武器が沢山使われていた。海外ロケも豪華な場所だらけだった。今回の007 Spectreでは、イギリス、イタリア、メキシコ、中東、スイス、米国などの国々で撮影されたような感じだ。ファッションや豪華な食事というアングルはなかった。

派手さという点では、昔の007の映画が目立っている。当然、沢山のアクションはあるがこれと言った凄いアクションではない。カーチェイスもあるが、それがどうしたの?と言った印象だ。派手なアクションで観衆の気を引きつける映画ではないと感じた。映画には、James Bondの過去に引き込むストーリーを観客に印象づけている。

James BondとSpectreとの関係を中心に全てのプロットが描かれている。映画の終わり方もこれが最後の007の映画であるというメッセージになっている。

007の映画シリーズは長い。主役も何人も交代している。映画を見る人たちもコンピュータグラフィックスよるSF的な映写が多くなり今までの007の映画が放つ目当たりさを表現しきれないでいる。刺激的な映写は、他のSF的な映画(Star Wars)に抜かれてしまっている。

その意味もあって派手なアクションやガジェットでの勝負を止めてWho is James Bond?という過去にさかのぼる秘密に焦点を当てた映画になっている。

007の映画はこれが最後になる!

007 Spectreの最後を見れば、それが分かる。James Bondの生い立ちもこの映画で分かる。派手さはないが、長年隠されてきたJames Bondの過去が明かされる。

長年の宿敵であるSPECTRE(スペクター)が誰であるのかも明かされる。今まで隠していた秘密がどんどん明かされる007の映画だ。秘密を知りたい人は、是非、見て下さい。

長年の007ファンは、これを見てお終いとして下さい。