シニアの価値観

 60歳を過ぎると価値観が変わってくる。生きていくために必要なお金だけに価値を見出さなくなる。頭が良い、知識がある、お金持ちなどの価値観はシニアにとってあまり意味がなくなる。シニアが求めるものは何だろうか?

 人それぞれのニーズがあるが、シニアには共通の価値観が生まれる。

生きがいと健康

経済的に余裕があるシニアは、生活のために働く必要がない。時間の使い方に戸惑いを覚える。お金を稼ぐということで仕事を生きがいにしてきた人たちがほとんどだろう。その必要性が突然なくなると生きがいも消える。

大企業を定年退職したシニア、65歳から70歳以上のシニアは、食べて行く上で必要以上の年金を受け取れる。生活の大部分を仕事に費やしてきたシニアたちだ。その仕事が定年退職と同時になくなる。

同時に、

自分の体に不調が出始める。今まで経験したことがない検査を受ける場合がある。その一つが、大腸内視鏡検査だ。人間ドックで便に血液が含まれていると大腸内視鏡検査を受けるように依頼される。

健康に気が行き始めると同時に余生をどのように過ごすかに悩み始める。若い人と違って欲しいものはほとんど手に入っている。物欲は若い人ほど強くない。シニアにとって何かに没頭できるものを持っている人や自分独自の仕事がある人が羨ましい。

お金のために仕事をする必要がなくなると何のために仕事をするのかとなる。社会に何か貢献できる仕事を探し始めるシニアの多い。私の知人などは、シニア国際協力隊に参加して海外で第二の人生を送っている。今までと違った人生を味わいたいと田舎で農業をする人もいる。

若い頃はお金が欲しくて仕方がない。買うものがたくさんあるし、世界旅行もしたい。欲望は膨れ上がっている。お金のために人生を狂わす若者もいる。起業家として成功してもFXで全財産を失った起業家を知っている。負債金額3億円だ。まだ、30歳後半の若者だ。

お金を稼ぐときに目的が必要だ。生活費と自由に使えるお金を稼ぐならば、必要以上のお金を稼ぐ必要もない。

シニアがお金を使うときは、自分の健康と自己満足だ。何かをやることで精神的な何かを得られるならば、お金を使っても良いと思っている。歳を取ればとるほどお金はただの紙切れになって行く。

生きがいのないシニアは生きがいを見つけるためにお金を使う。健康に障害があるシニアは健康になるためにお金を使う。