80歳代が労働の限界か?

平均年齢70歳代のNPO団体で会員の動向を見ている。団塊世代の会員が中心にNPO団体の活動が活発だ。80歳代の初期メンバーもいるが、その数はほんの一握りだ。多くは、NPO団体の活動から引退している。名前だけを登録して定例会に出席していない人が多い。

私のように60歳代のシニアは、まだ、現役の仕事をしている。現役の仕事をしながら副業としてNPO団体に参加している人が多い。関心は自分のビジネスだからだ。65歳を過ぎて年金収入が得られるようになれば、経済的に余裕が生まれる。自分のビジネスと年金の収入が心に余裕を生めば、NPO団体の活動にも積極的に参加が出来るかもしれない。

だが、

自分のビジネス活動を続けるにしても健康上の理由で完全に仕事から引退する時が来る。それが、70歳代なのか、80歳代なのか個人差がある。NPO団体の活動でさえ、今後平均年齢が上がってくれば健康上の理由で活発に動けない会員も出てくる。

どうも、その年齢が80歳を過ぎてからのような気がする。

脳よりも体の衰え!

NPO団体で活発に活動している70歳過ぎの会員は、定例会で自分が担当しているプロジェクトの進捗状況を説明し、プロジェクトへの協力を他のメンバーに依頼する。その姿は、現役の社員であるかのように生き生きとしている

80歳過ぎた知り合いの会員が今期からNPO団体を離れた。その方は、話し方も考え方も論理的で老人らしさが無い。冗談を言いながら話を進めるタイプの人であった。私から見れば、まだまだ、NPO団体で活躍できるだけの資質を持っていた。

彼がNPO団体を離れた理由が、身体の衰えだ。自分の体に自信が持てなくなったという説明があった。体の調子は、歳を取ればとるほど個人差が顕著になって出てくる。どれだけ自分の体をメンテしているかだが、最終的にはその人の遺伝子と運命だろう。

彼は、自宅やスポーツセンターで筋トレなどをやっていたらしいのだが、歩く後ろ姿は足に力強さがあまり感じられなかったことを覚えている。足の筋肉の衰えは、80歳代になれば顕著に出てくる。60歳代、70歳代に足の筋肉を鍛え続けていれば、80歳代になっても歩く上で問題が無いはずだ。

実際に80歳代で身軽な動きをしている老人がいる。体の筋肉を意識して鍛え続けている人だ。体をいつも動かして筋肉が怠けないように運動を続けている老人は強い。そのような意識を持った老人が80歳代には少ないのではないか。

団塊世代の前の世代だから、体の健康で筋トレが必要だという知識が今ほど広まっていなかった。

今日も定例会前に68歳になる会員と健康について話していた。共通していた認識は、人の運命はどうなるか分からない。どんなに健康に気遣っていても死ぬときは死ぬという事だ。誰もが老いて来れば来るほど健康障害が体に出てくる。それがどんな形で発症するかは、個人差がある。

ただ、

一般的に医者が言っている事は、定期的な運動は健康寿命を延ばすという事だ。

今日の定例会に参加した会員の姿を眺めて定期的に運動をしている方がどれだけいるか定かでないが、70歳代の体は、力強さに欠けている印象がある。毎日散歩ぐらいはしているだろうが、散歩だけでは筋肉を鍛えられない。それに気づいていない老人が多い。

体の筋肉は、年齢に関係なく強い刺激を与え続ければそれに適応した筋肉を作ってくれる。今日も定例会が開催されるビルの8階まで階段を使って上がってきた。8階に辿り着いたときは、息が切れて汗がどっと出てきた。私のように階段を使って8階まで登ってくる会員はいない。

階段は足の筋肉を鍛える場所として都合が良い。便利で快適なエレベーターやエスカレーターを使う現代人だが、これからのシニアはあえて階段を上る選択をすると年寄りになった時に歩行障害にならない。

80歳を過ぎても自分の体に自信を持てるようにするには、日頃の筋トレを持続するしかない。何をやるにしても体が資本である。運命とあきらめないで体を鍛える習慣があれば、その運命を少しばかり伸ばしてくれる。