シニアは、どんな時にエアコンを使うべきか?

我が家はできるだけどんな時にエアコンを使わない生活をしている。エアコン(Air Conditioning)は、どうしようもなく蒸し暑くて我慢できなくなった時だけ使っている。ひと夏にそんな日が続くのは1週間もない。

先日も室内の温度が平均で28度ぐらいあった。幸運にも窓から風が入ってくるのでエアコンを使わないで扇風機と風だけで過ごす事が出来た。

ただ、

窓を開けておいても風がない真夜中はさすがに熟睡する事が出来なかった。 寝室にはエアコンがないのでパジャマだけで寝ている。それでも蒸し暑さで目が覚める事がある。シニア夫婦の家庭ならば、寝室にもエアコンを入れているだろうが、私たち夫婦は出来るだけエアコンに頼らないで体の温度調整だけで暑い夏の生活が出来るように努力している。

エアコンは便利なのだが、頼り過ぎると体が自然に温度に適応する機能を衰えさせる。

状況に合わせてエアコンを使う(常時エアコンは使わない)

私たち60歳代夫婦は、まだ、体に備わっている温度調節機能が衰えていないので熱中症や脱水症になったことはない。自宅にいても水分補給を意識して取っている。

家内は、ピアノを教えているためピアノの部屋ではエアコンは必須だ。窓を閉めているため室内温度が上がる。ピアノを弾くときは必ずエアコンはオンになる。

エアコンを使う時は、風がなく湿度が80%近くになって蒸し暑さを感じた時だ。湿度が低ければあまり暑さは感じられないのでエアコンを使う時は湿度に依存する。

エアコンの風は、何故か、体の調子を狂わせる。カフェで仕事をしている時もエアコンが強い場合が多いのでいつも薄手のセーターを持ち込んできている。

夜寝る時、湿度が高くて風が窓から来ない時だけリビングのエアコンをオンにして寝室に間接的に届くようにしている

お客さんが来た時はさすがにエアコンは常時オンになる。お客さんが帰ったらエアコンはオフにしている。どうしてもエアコンがないと生活が成り立たない時だけオンにする。

歳を取るにつれて体温調節機能が衰えて室内の温度が敏感に感じ取れなくなった時、今のような生活は出来ないと思っている。そのため、温度・湿度計を目に入る場所に置いている。

日本の気候が熱帯化し始めているのでエアコンは必須になる。朝、昼、夜の温度差があればエアコンを使う時間がコントロールできる。体がエアコンに依存しすぎるとエアコンが使えない状態になった時に体が適応できなくなってしまう。

文明の利器に依存しないで生活が出来る体ならば、健康を維持しやすい。体は楽になればなるほど体は楽な環境に適応してしまう。苦しい環境になった時、体は直ぐに適応できなくなってしまう。

仕事でシリコンバレーに住んでいた。アパートを借りて会社まで自動車通勤をしていたのだが、健康障害が発生した。

自動車社会であるため自分の足で歩くという環境がなかった。そのため、運動不足になり血液が体を回りづらくなってしまった。仕事の疲れが累積して運動不足が積もり、体調不良が発生し会社に出勤できなくなったのだ。医者に診察してもらったが原因は分からず。

最終的に日本人の指圧師を見つけて治療を受けた。運動不足と疲れで体にコリが出来ていた。血液の流れを良くするために指圧マッサージを1週間ほど受け、体調を改善できた。自動車社会は、便利なのだが足を動かすことが無くなる。意識して運動を定期的にしないと血の巡りが悪くなるというマイナス面が生まれる。

便利なのは良いが、体を動かさなくなったり、本来の体が提供する機能を使わなかったりすると体調不良になりやすい。

私は、エアコンの良さと悪さを認識している。エアコンに依存した生活は自分の健康に悪いという事を知っているので状況に合わせて使うことにしている。