長生きのコツは足を鍛えて体を動かすことだ!

老健に入居している義母の様子を見ていると長生きのコツが見えてくる。彼女は85歳。老健に入った原因は、自宅での転倒で頭と背骨に怪我をしたことである。このために6ヶ月以上、介護ベッドでの生活になってしまった。老人が自宅で転倒して自分で動けなくなるケースは多い。

転倒して介護ベッド生活に入る前の義母は、歩く時によろよろして杖が有っても不安定な歩き方をしていた。もう既に足の筋力が相当弱まっていた。転倒した原因は、足である

多くの老人は、転倒して介護ベッド生活になり、足の筋力が減って動けなくなる。若い人ならば、リハビリを1週間ぐらいすれば元の状態に近づくのだが、老人の場合はかなり難しい。老人が転倒したら、普通の生活に戻れない可能性が高い。

長生きのコツは転倒しないことだ!

動物でも人間でも自分の足で動き回れなくなった時が死を迎えるターニングポイントになる。動物の場合は、人間と違って介護してくれる動物がいない。人間の場合は、介護してくれる施設や家族がいるのだが年齢が70歳を越えていると足の筋肉をリハビリでどれほど回復できるかで決まる。

義母のように85歳を過ぎている老人の場合、体の基礎体力が低下しているため足のリハビリをする前に食事療法で栄養を体に与えなければならない。血液検査で普通の人のレベルまで回復させてからでないとリハビリに耐えられない。

体を元に戻すには、食事療法でタンパク質を筋肉に変える材料を与えながら足で歩くトレーニングを始める必要がある。老人の場合、寝て食べてトレーニングするというステップですぐに体力が回復しない。時間がかかる。体に何か疾患を抱えているとその治療をしながらリハビリとなるのだが、治療が体に負担になってしまう。

70歳以上の高齢者で転倒し、介護ベッド生活を始めたら、足の筋力が弱まる前にリハビリを始めることだ。一度、老人が足の筋力を失い始めると足が骨と皮になり始める。できるだけ、介護ベッドから起きて家族の支えで自宅を動き回る訓練をすべきだ。

介護ベッドから動けない生活が半年続けば、確実にあなたの足は骨と皮になる。筋肉を失う。それが義母であった。

歩いて転倒しない脚力を身につけることができれば、何歳になっても大丈夫だ。自分を不自由なく動かせる脚力があれば、転倒しないように気をつけるだけだ。

一般的に歩く時に足を上げる筋肉が衰えてつまずき転倒する。原因は、足を上げる筋肉だけにあるわけではない。転倒しても足で素早く踏ん張れる力があれば、転ばない。足全体の力が衰えているから転倒してしまう。62歳の私も歩いている時につまずく時があるが、傾いた体を素早く元の姿勢に戻せる足の力がある。

なぜ、それが出来るのか?

いつも体を動かしているからだ。私の毎日の生活は、朝夕の通勤で丘にある自宅から最寄りの駅まで片道2キロを10キロのリュックを背負って歩いている。週2回の筋トレを近くのスポーツセンターで行っている。階段は、出来るだけエスカレーターを使わない。疲れていなければ、自分の足で階段を昇り降りする。

体を毎日動かしていると色々な筋肉を使う。使われている筋肉は、とっさの時に直ぐに使える状態にある。体の重さに筋力がついていっている。

長生きをしたければ、転倒しない足と体力を身に付けることだ。そのためには、毎日体を動かす運動を生活のリズムの中に取り込むしか無い。

毎日体を動かす運動としてラジオ体操がある。これを毎日行っていると自分の体を動かすことに慣れてくる。バランスが崩れそうになっても直ぐにバランスを戻せる。毎日の運動がそれを助けてくれるからだ。強制的に体を動かす運動を生活のリズムの中に組み込で転倒から身を守るしかない。

子供が転ぶのと老人が転ぶのでは、被害の程度が違う。子供は転んで擦り傷を負い泣く程度だ。老人は、骨折して救急車を呼ぶことになる。前に転んで両手で体を支えようとしても腕で体の重さを支えきれない。地面に顔をぶつける。運動をしていない体は、骨ももろくなってきている。ちょっとした衝撃で骨折する。

筋肉と骨は相互依存関係がある。筋肉を鍛えると骨も同時に鍛えられる。

体の自由が効かなくなる年齢になる前に定期的な運動習慣を生活のリズムに入れることが長生きのコツだと私は思っている。