老後の生活を無駄にしないためにはどうするのか?

老後の生活で何を優先して過ごすかを考えて決めるだけで頭の中の迷いをはっきりさせる。自分が使える自由な時間が沢山あると今日は何をしようかで1日が始まる。やりたい事があるうちは、良いのだが次第にやることが無くなって行く。定職についていれば、仕事に行けば良い。もう、人の下で働きたくないと思っている高齢者ならば、今から「老後の生活の優先順位」を考えて自分の生活のリズムを作ることだ。

自分の仕事を持っている私でも時々毎日がつまらなくなる。そんな時は、これからの人生で何を重点的にやれば良いかを考えるようにしている。

会社を卒業したシニアは、外部からの刺激的な情報が入ってこない。自分で面白い情報や体験を求めないと社会から取り残されてしまう運命にある。

老後の生活を有意義にするためにやること

この世で動き回るには、「お金」が必要だ。行動をするには活動費を作り出す仕事を見つける必要がある。世の中は手元にあるお金次第でやれること、やれないことの範囲が決まる。生活費に困るような経済状態ならば、優先順位は生活費を稼ぐことがNO.1になる。年金生活に入っている老人ならば、月5万円でも10万円でも現金収入があれば、日常生活で使うお金に余裕が出るだろう。

月5万円、10万円を稼ぐ仕事を探す、作り出す

仕事を探す作業と作り出す挑戦は、目に見える恩恵(餌)がある。やれば何かにヒットする。探す過程、ビジネスを作り出す過程で今まで知らなかった現実を体験できる。その体験は、刺激的なものだ。有意義な人生は、好奇心を持って新しいことに挑戦する人生であると思う。

会社員のように定期的に通う場所がない高齢者は、自分の「居場所」が自宅以外にない。自宅にいれば家内に邪魔者扱いされるので自分の「居場所」を見つけたいと考えているシニアが多いはずだろう。

自分の「居場所」を見つける、作り出す

老人たちは、通勤時間帯を避けて午前9時から10時頃自宅を出る。向かう所は、人が集まる場所だ。横浜ならば、横浜駅のデパートやカフェが多い。午前中は、本を持ってカフェで時間をつぶす老人を多く見かける。私は、カフェを仕事場として使っているため午前も午後もカフェにいる。私にとっての居場所は、インターネットビジネスをするための環境を提供するカフェになる。自分の好みや都合に合う「居場所」は、人それぞれ違うと思う。

元気で健康志向が強い高齢者ならば、週何回か近くのスポーツセンターで健康教室や筋トレをする。スポーツセンターが老人たちの憩いの場所になる。 午前中開催される健康体操教室に通い、そこであった知人たちとランチをするというコースが出来上がる。老人たちは何故か午前中スポーツセンターに出かける。午後は自宅で昼寝でもするのだろうか。

経済的に余裕があり、時代に取り残されたくないと思っている高齢者ならば、若い大学生と一緒に大学で聴講生になる選択もある。または、社会人向け教養コースを履修することで今時の社会人との交流も可能になる。自宅にいる時間が多くなる高齢者は、新しい時代の流れや技術に触れる機会が少なくなる。自分を若返らせるには、まず、頭のなかにある知識を新しくする必要がある。

昔の知識、常識、技術や経験を新しくする

近くにある大学で聴講生になるにはどうしたら良いかを電話で聞いてみることだ。同時に社会人向けコースが有るならば、資料を送付していただくことである。若い人たちとの接点を多く持つことで世代の違う人達の考え方、常識、楽しみ方、価値観、夢などを学べる。若い人たちと会話ができる機会は、若い人たちが集まる場所に出かけて一緒になって何かをやるしかない。 

同年代の人達と仲良く時間を過ごしたい方は、自治体などで運営をしている社会活動に参加してみると良い。地域を活性化するボランティア活動に参加している老人たちとの出会いがあるはずだ。

今、自分に欠けているものをリストする

その中で一番なんとかしたいことをやってみる。やっているうちに色々なことに挑戦している自分を見つける。自分でアクションを起こすと新しい経験を楽しめる。そのプロセスは決して気分の良いものだけではないが、経験したことは後でためになることが多い。

新しいことをやってみよう。自分がやりたい優先順位を決めてみよう。