老人は静寂を求めるのか、刺激を求めるのか、どちらだろうか?

63歳になって気付く事が有る。横浜に出勤する途中に道路沿いの公園がある。朝の道路はマイカー通勤で自動車が忙しく走って騒がしい。その騒がしさが嫌でいつも公園の中を通って道路沿いの道を避ける。公園の中は、静かだ。自分が歩く足跡が聞こえる。心が落ち着く。

体が肩コリ、背中のコリ、首のコリ、腰のコリで調子が良くない。そんな状態であると、なぜか、ちょっとした刺激に耐えられなくなる感じがする。耐えられない感じは、体のコリから来ているのか、体の老化から来ているのか、分からない。

若い頃は、道路の騒音などあまり気にしていなかった。還暦を過ぎた体は、知らないうちに忍耐力を低下させるのだろうか。I wonder!

刺激を求める妻、静寂を好む私!

老人の一般的なイメージは、静寂を求めるライフスタイルだ。都会よりも田舎。そんなイメージがある。私は、静岡県の田舎育ちだ。‥と言っても青春時代は米国の大学だが。生まれ育った時期に記憶された風景や環境は、年老いて来た時に子供頃の環境を呼び起こす。そんな気がする。

家内は、神戸で生まれて都会育ちだ。彼女にしてみれば、老後は都会で生活をしたいという。横浜は都会ではないようだ

今住んでいる場所は、横浜の郊外である。丘の上にある大規模集合住宅である。丘の上から横浜の全貌が見渡せる。公園が2つあり、子育てには最適な環境だ。私は妻と違って今の場所がすごく気に入っている。妻が嫌がる理由は、最寄りの駅から自宅まで20分かけて丘を登って行く事だ。

つまり、

交通の利便性が悪い事だ。平坦な土地であれば、歩くのに苦労しないが丘を登るというのはシニアの女性に好まれないようだ。バスは通っている。家内の実家は、都内で駅から徒歩3分の距離にある。この利便性と比較したら今の場所は横浜のド田舎になる。子供たちは、既に大人になって巣立っている。

今の環境は子供が小さい頃良かったが、子供が大人になった時点で魅力が無くなったようだ。もっと便利な場所に住みたいと私にクレームする。永住目的で買った自宅である。そう簡単に引っ越しは出来ない。私は、ごちゃごちゃした密集した建物が多い都会は嫌いだ。利便性が良くても自然環境が悪い。

妻は、刺激を求めて都会での生活を求めている。私は、静寂を求めて今の場所で生活を楽しんでいる。確かに丘の上り下りは面倒だが、足を鍛えるという健康目的にかなっている

横浜駅まで自宅から30分で行ける。歩き20分、電車10分だ。私にとっては、十分利便性が良いと思っている。横浜は東京と違ってちょっと中心地を離れると田舎の環境になる。私はそれがすごく気に入っている。田舎で生まれた感覚が脳裏に刻まれているからだろう。

老後の住処は、個人差がある。都会派と田舎派。夫婦の好みに依存するかもしれない。老後をどの様に過ごしたいかのイメージが夫婦で共通しているならば、そのイメージにあった場所にいづれ引っ越しするだろう。

女性たちは、都会の変化を楽しみたいのかもしれない。デパートに行けば、目を楽しませてくれる。美味しい料理を提供してくれるレストランも都会にはたくさんある。

女性のニーズを満たし易い材料が都会にある。男性は女性ほど都会に固守しないのではないだろうか。美味しい食べ物は田舎の方が安くて手に入りやすい。空気も汚れていない。自然の恵みをそのまま味わえる環境が田舎にある。

私の終の棲家は、今の自宅でありたい。妻は、私が他界したら東京と言う都会に引っ越すと言っている。それはそれで構わない。人それぞれ好みがある。

この記事「老人は静寂を求めるのか、刺激を求めるのか、どちらだろうか?」のポイントは、

  • 還暦を過ぎた体は、知らないうちに忍耐力を低下させるのだろうか。
  • 老人の一般的なイメージは、静寂を求めるライフスタイルだ。
  • 妻は、刺激を求めて都会での生活を求めている。私は、静寂を求めて今の場所で生活を楽しんでいる。


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