若者の生き方、私の考え

大学を卒業して安定した企業に就職するというお決まりの人生すごろくが今の若者にとって本当に良いのだろうか。63歳になって今の時代を観察すると私たちが若い頃の時代と違って不安定だ。大企業に就職できたと喜んでいても定年まで勤められない。途中で経営が悪くなって構造改革という名のリストラをやり始める。

大手銀行が数万単位の人員整理を発表した。一番安定した就職先である銀行業界が今まで考えた事が無いような大きな変化を起こそうとしている。昔の常識と価値観で自分の人生を考えて行動すると、「こんな筈ではなかった!」という現実が待っている。

大きな変化は世界中で起きている。若者は、昔の常識や価値観で自分の将来を当たり前のように考えるべきではないと私は思っている。

古き良き時代は若い時に作られる!

20歳から30歳代までは、自分がやりたいと思った事で情熱を持って走り出す人生を今の若者に助言したい。

恋愛と同じように20歳から30歳代までは情熱という感情で盲目になれる。何かに没頭して心が喜ぶことに集中する。人生の内でこんな喜びを味わえるのは、恋は盲目と同じ精神状態で何かに没頭している時だ。

人生の安全を考えて隣百姓がやると同じ事をやって自分の心が喜ぶことをしないのは、もったいない。何か、心に引っかかりながら安心を意識して冒険をしない人生は、老人に成った時に後悔する。若者の特権は、冒険が出来る若さだ。失敗しても肥に成り、やり直しが出来る年齢だ。人生で一度でも良いからやりたい事をやったという経験を持つ、持たないでシニアになった時に思う人生観が変わる。

60歳を過ぎて若者と同じような恋は盲目的な冒険は出来ない。自分一人だけの人生であれば、それも可能だろうが、家族があり、子供たちがいる。年齢にあった行動が周りから求められる。

若い頃に追い求めてやり続けたことは、何十年後に心の潤いを与える。好きこそものの上手である。若い頃、追い求めてやり続けた「やりたい事」が大人の生活を始めた時に基盤になる。63歳という年齢に成り、大きな会社組織から離れた今だからわかる事が有る。この世の中には、数えきれないほど沢山の小さな世界があるという事だ。自分が住んでいる世界はその一つでしかない。若い頃に冒険すると沢山の世界を短期間であるが味わえる。

色々な世界を味わいながら長期に住む世界を見つけて落ち着くのが大人が住む世界になる。私の世代の人生線路は、大学を卒業し、安定した大企業に就職し、定年退職を迎えて、引退生活を送る事だ。そんな人生の見取り図が出来ていた。今の若者は、私たちと同じ見取り図では人生を送る事が出来ない。

不安定な社会が生まれ来ている。不安定を恐れる若者はますます保守的になり、冒険をしなくなる。その若者の両親もそれを後押しする。これが一般的な物の考え方として広まっているのだが、本当にそんな人生で変化が大きい時代を生きて行けるのだろうか。安心と信じていた大企業が倒産一歩手前まで来ている。リストラが無いと思って就職した銀行が大リストラを始める。

人生は一度しかない。若い時だけしか味わえない人生経験がある。好きな事をやる機会と冒険だ。日本の常識が海外の国では非常識になる事を知らない。なぜ、米国やカナダで子供を学校に送迎するためにスクールバスを使うのか。日本の小学生は、一人で歩いて、電車やバスで学校に行く。それが当たり前であり、常識だ。

米国やカナダは、子供を一人で学校に歩いて行かせない。誘拐される危険が大きいからだ。日本の社会ほど安心して子供を外で遊ばせられない環境がある。人生100年の中で自分が住んでいる世界を変える出来事が何度もやってくる。ビジネスで成功すれば、貧困生活の世界から裕福な世界にジャンプできる。

若者は、色々な世界を垣間見る冒険という機会が与えられる。私は、51歳で自分が好きな事で起業した。会社員である世界と経営者である世界は、180度違う世界である。会社員の常識は、経営者の常識と全く違っている。違う世界に住み始めると今までの常識や価値観が非常識になり、無価値になる。

自分が住んでいる世界のことを良く分からない若者は、一体この世界はどんな世界だろうかという好奇心で一杯のはずだ。自分の好きな事で冒険をしなさい。

この記事「若者の生き方、私の考え」のポイントは、

  • 大学を卒業して安定した企業に就職するというお決まりの人生すごろくが今の若者にとって本当に良いのだろうか。
  • 若者は、昔の常識や価値観で自分の将来を当たり前のように考えるべきではないと私は思っている。
  • 人生は一度しかない。若い時だけしか味わえない人生経験がある。好きな事をやる機会と冒険だ。