シニアは老後の資金を心配して誘惑に負けるのか?

テレビや新聞は、詐欺で数千万円を失った老人たちをニュースにしている。そんな詐欺事件が起きる度に世の中にはお金持ちの老人が本当に多いんだなと思わざるを得ない。お金が沢山あるからオレオレ詐欺で多額のお金を簡単に渡してしまう。お金がなければ、お金がないので工面できないと答えて終わるはずだ。

詐欺をする悪人は、お金持ちを狙っているからそんな失敗はしないのかもしれない。金利が高い金融商品があるから投資しないかという勧誘がある。私はお金がないので投資できませんといつも答えている。それでお誘いは終わる。

老後の生活を心配するあまりに長年貯めた資金を運用して少しでもお金を増やそうとしている老人が多い。中途半端な金融資産を持っているとちょっとでも金利が高い商品に気を取られる。それが詐欺であっても分からない。

老後の資金が足りないからという理由

老後の生活は、健康であれば多額なお金は必要としない。問題は、いつも、病気になり他人のお世話に成った時にどれだけお金が必要か分からないことだ。そんな心配事だ。もし、あなたの老後は2000万円あれば心配なく生活が出来ますよとなればお金で不安になることはないのかもしれない。

老後の生活でお金の負担が発生するのは、

  1. 入院や通院で発生する医療費
  2. 介護費用(介護サービスで発生する個人負担金)

この2つの心配事だ。健康で普通の生活を維持できていれば、2つの費用は発生しない。80歳まで普通の生活が出来る健康と体力を維持できれば、多額な老後資金も必要でなくなる。

80歳まで生きられるかも分からないので万が一のためにお金を貯めて置くことになる。

High Risk High Return

老後の資金が足りないと思っている老人は、節約だけではお金が十分貯まらないことを知っている。株式投資や外貨預金などをやって金融資産を増やそうとする。いつも、金利が高いサービスや金融商品に目が行っている。不安と欲でHigh Risk High Returnサービスを知らないうちに手を出している場合が多い。

上手い話が普通の老人の耳に届くはずがないのにそれを信じてしまう。常識がある老人ならば、疑うはずだ。それが出来ないほどお金、お金、お金と心が欲で逝かれているためだ。

私も株式投資をしているが、儲かるのは経済状況が全般的に良くなって成長しているときだけだ。今の日本経済では、株から目を離して景気の成り行きを見ている。High Risk High Returnの考え方は、私にはない。既にビジネスを自分でやっている。それだけで十分だ。

欲とお金の魔力

今、私に1億円の金融資産があるならば、今の仕事を続けているだろうか。答えは、続けている。老いてくるとお金の価値が減ってくる。お金で買えないものが増えてくるからだ。お金で買えないものが生活で増えてくるとお金に対する欲と魔力は弱まる。

私の望みは、80歳以上生きられるならば「普通の生活が維持できる健康と体力」を求める。健康と体力はお金で買えるものではない。自分自身が意識して生活習慣を見直して定期的な運動をする必要がある。特に普通の生活を維持するには、筋力の維持と強化がシニアに求められる。

その意味で週2回スポーツセンターで筋トレをする運動習慣は、私の望みを可能にしてくれる。1回300円の運動への投資で済む。

病気と介護を不安に思ってお金をリスクを取って稼ぐ思考からもっと根本的な問題解決方法に考えをシフトしたほうが良い。健康と体力維持に少額の投資を続けて生活習慣を改善すれば、体は正直に答えてくれる。

賢い老人はどんな事をするのか?

賢い老人は、リスクが少ない投資と運用をするだろう。基本は、今ある金融資産を減らさないことだ。少しずつ増やして行くことに神経を使う。同時に普通の生活が維持できる健康と体力を強化する事に時間とお金を使う。

  1. 無理が無い筋トレを最低週2回行う運動習慣を身につける(パーソナルトレーナーにお金を使って運動習慣を身につけることが出来れば体力維持に貢献する)
  2. 暴飲暴食はしないで栄養バランスを意識した食生活習慣を身につける
  3. お金のために仕事をするのではなく、社会につながり続けるためと精神的な張り合いを維持するために働く
  4. 自己満足が得られる社会貢献活動をする(例、公園のごみ拾い)
  5. 新しい文明の利器を使いこなせるようにする(スマホ、パソコン、ドローンなど)

お金が少ないから欲からお金の魔力にやられてしまう老人が多い。老人はいずれ死んでいく。お金が沢山あってもお金で健康と寿命は買えない。

この記事「シニアは老後の資金を心配して誘惑に負けるのか?」のポイントは、

  • 老後の生活は、健康であれば多額なお金は必要としない。
  • 老後の資金が足りないと思っている老人は、節約だけではお金が十分貯まらないことを知っている。
  • 不安と欲でHigh Risk High Returnサービスを知らないうちに手を出している場合が多い。