大きな社会の変化をシニアはどうのようなビジネスに活かすべきか?

私のビジネスも時代の変化に大きく影響し始めている。以前と同じサービスや料金で維持できない環境になってきている。社会環境の変化に伴いクライアントの財政も大きく変わり始めている。時代の変化にうまく乗っているクライアントは問題ないが、変化に乗り遅れて経費節減に走っているクライアントは、私のようなビジネスにも影響する。

政治も社会も労働環境も過去と違った不安定な状況になっている。貧富の格差が大きくなり、一つのキャリアではなく複数のキャリアが許される労働者環境が生まれている。安定から不安定に時代は移ってきている。今までの常識が否定されて新しい常識が共有化され始めている。

大きな変化がやってくるという予測はあったが、実生活に出現するのがいつなのか分からないで時を過ごしてきた私たちだ。

変化はシニアにとってビジネスチャンスになる!

大きな変化がある時は、その変化を味方に付けると自分にチャンスが生まれる。変化の流れに流された生活を送り続けると変化によって生まれた生活環境に甘んじるしかなくなる。

シニアにとってすでに分かっている大きな変化は・・・

  1. 年金額が徐々に減額される
  2. 介護施設にお世話に成りたくても需要過多で入れなくなる
  3. 働けるシニアが労働力として雇用され始める
  4. 在宅介護が増えてくる
  5. インターネットが生活の一部として溶け込む
  6. 人間によるサービスが人工知能やロボットによるサービスに変わって行く
  7. インターネットと接続される家電が家の中に入ってくる
  8. 自動運転の乗り物(自動車や車いす)が増えてくる
  9. マイナンバーカードで個人の生活活動が監視される

私の頭に浮かんだ変化はこんな内容だ。これ以上にもっとたくさんの変化が私たちの生活環境に浮上してくるはずだ。シニアの社交場が老人ホームではなく、地区のスポーツセンターで開催される健康体操教室になる。平日の午前中は、健康を意識した老人たちがスポーツセンターに集まるのが当たり前になる。

私のように60歳代のシニアは、生活費を稼ぎ、老後に発生する費用を貯める必要がある。健康寿命も70歳から75歳ぐらいに伸びるだろう。75歳までお金を稼げる仕組みを自分で見つけるか、作り出すしかない。

幸運にも少子高齢化で労働者人口が年々減少して行く。主婦層だけでなくシニア層を労働者として再雇用しようとする動きが活発になってきている。

シニアの人口がこれからもっと増えて来るのでシニア向けのサービス市場が拡大する。シニアのニーズはシニア自身が一番理解している。そのニーズをサービス化できればシニアによるシニアのためのビジネスが生まれてくる。自分が生活する地域に特化したサービスにチャンスがあると私は見ている。

シニアがビジネスを始める時は、複数人で始めたほうが良い。若者は一人で出来るがシニアは若者ほど活発に活動できない。一人の仕事を複数人で行うという感じだ。

シニア男性とシニア女性をマッチングさせる交流の場(憩いの場)のサロンサービスなどは、シニアでも出来そうだ。口コミで地域に情報を浸透させれば、後はどのようなマッチング、交流サービスを考えるかだ。

お一人さんシニアがこれから増えて行く。寂しさを楽しさに変えるシニア向けサービスの需要は大きい。これは人助けビジネスになる。シニアの婚活である必要はない。一緒に楽しい時間を共有するきっかけを作り出すだけで十分だろう。あとは、シニア同士が考えれば良いだけだ。

シニアによるシニアのためのサロンサービスは、色々なビジネス機会を意欲あるシニアに与える。シニアが庭で育てた野菜や花の販売の場所に出来る。シニアのフリーマーケットとしてサロンを使える。サロンでシニアのためのセミナーや勉強会を開催する。週末の夜には、シニアのためのパーティーを開催する。シニアが気楽に集まれる仕組みさえ作り上げれば、あとは自然とビジネスチャンスが生まれてくる。

 一人でいる寂しいシニアを誘って一緒にいる時間をサロンで楽しむ。