日常生活動作(Activity of Daily Living)が75歳以降維持できるかどうか?

91歳の義父は、日常生活動作が出来ているが足の筋力の衰えで行動範囲が自宅内に限定されている。

日常生活動作とは、人が日常生活において繰り返す基本的かつ具体的な活動のことであり、主に食事、排泄、整容(着替え、洗面、歯みがき、整髪など)、移動、入浴など基本的な行為、動作を言うウキペディアに記載されている。

老人になると今出来ている日常生活動作が出来なくなる。普通の生活が出来ている人には、この感覚は理解しがたい。言葉で言われても実体験がないため、良く分からない。当たり前に出来る事がなぜ老人は出来なくなるのかが理解していないからだ。

75歳以降にADL(日常生活動作)が低下し始める老人が多い。加齢による筋肉の衰えで自分の体を上手くコントロールできなくなる。体のバランス感覚が鈍り、脚力も弱くなり、歩くとヨロヨロする。

ADLを維持するには遅くとも60歳から運動習慣を身に付けるしかない

ADL(日常生活動作)を維持するためには、自分の体を自由自在に動かす筋力が必要である。それを維持するには、バランスが取れた食生活と定期的な運動習慣しかない。

体の筋力低下がADLに直接影響する。特に足の筋力低下は致命的である。自分の足で動ける、動けないで生活が一変する。91歳の義父の足が普通に動かせるようになれば、好きな場所に彼は行く事が出来る。バス、電車を使って遠出も出来るようになる。

足の筋力低下は、一度腰を下ろすと立ち上がるのに大変苦労する。どこかに捕まって手を力を使って支えながら起き上がるしかない。スクワット運動を推奨する理由はここにある。自分で座って立ち上がる足の筋力をつけるのに役に立つ運動だからだ。

老人が死の階段を上り始めるきっかけは、足の筋力低下で転倒し、骨折して、ベッド生活を送り始める事から始まる。老人が一度ベッド生活になると足の筋力がますます低下して筋力を回復するまで長い時間を要するようになる。多くの老人は、リハビリで回復が難しくなり体力を失い始める。体を動かさない生活が続くと食欲が無くなり、必要な栄養が取れなくなる。

こうなると完全にADLどころではなくなる。歳よりであればあるほど一度ベッド生活になればなるほど時間の問題で他界する路線に踏み込む。

ADLは、老人にとって維持しなければならない前線である。多分、健康寿命の年齢はADLで判断されるのではないか。

老人にとって体の筋力維持は、健康寿命の維持にあたる。このことを認識していない75歳以降の高齢者が多い。ADLの問題を抱えて初めて真剣に体の筋力維持に注目し始める。私の世代(60歳代)は、体がまだ若いので意識して運動習慣を身に付けないと75歳以降にADLで問題を起こす可能性が高い。

筋肉を鍛えるタイミングは、若ければ若いほど効果がある。75歳以降に筋トレをするよりも60歳代に筋トレをした方が苦痛も少なく、目に見える形で体に効果が現れやすい。

私がなぜ筋トレ、筋トレとブログで書いているのはこんな理由だ。