老人が直ぐにキレる理由

老人による問題が多くなってきている。電車の中や店舗で突然老人が切れる騒ぎがニュースになるほどだ。20年前に老人が切れるということでテレビニュースになった記憶はない。なぜ、今、こんな話題がテレビニュースとして取り上げられるのだろうか。

昔よりも今のほうが元気な老人が増えてきているからか?

すぐキレる老人はそれなりの理由を持っているはずだ!

世代間にまたがる価値観の相違、倫理観、教育などから時代の常識から取り残されてきているのかもしれない。現代社会に適応できていない老人が増えてきているという事実が影に隠れているのかもしれない

私は今61歳の初老の男性だ。20歳代、30歳代の若者たちから、あそこに老人が立っていると耳に聞こえてきた経験がある。この老人という単語を聞いた時にまさか自分を指しているとは思わなかった。周りを見ても私しかいない夜10時の駅プラットホームでの出来事であった。

私を知らない人が見たら、確かに、初老の老人に見える。頭の毛が白とグレーの毛で薄くなってきている。私に言わせれば、”ロマンスグレー”なのだが。

初老の老人として歳を取ると何が体や精神に起きてくるか説明したい。

老人になると自分の体が思うように動かせなくなる。体が固くなる。すぐに疲れやすくなる。思いがけない病気に見舞われる。収入が年金だけになり老後の生活で強い不安を感じているなどなど。精神的に不安定な状態に成っている。

その上、

忍耐力がかなり衰えてきている。

不自由な体と精神的なストレスが重なるとちょっとした事で切れやすくなるのだ。電車の中に大きなベビーカーを乗り込ませる若い母親を見ただけで「非常識だ!」と勝手に心のなかで怒り出す。大声を出している子供を静かにさせない若い母親を見て「教育がなっとらん!」と睨みつける。マナーが悪い女子高校生を見て「何処の学校の生徒だ?」と言い始める。

誰もストレスの限界近くになるとちょっとした事で発狂し始める。 若者よりも老人の忍耐力のほうが弱いので突然暴言を吐いたり異常な行動をとり始める傾向が高い。

すぐキレる老人は普通の老人だ。病気ではない。元気な老人なのだ。元気だからすぐに切れるだけのエネルギーがある。老人は、歳を取るに連れて自分の世界に閉じ困りやすい。自分の常識が社会の常識であると思い続けている。 

私は、こんな時じっと我慢している。

スターバックスでインターネットの仕事をしている時、複数人の若い奥さんたちが幼児を連れてやってきた。子どもたちは、何やら大声で叫んだり、椅子やテーブルの周りを走り回ったり、色々な雑音を出し始めた。若い奥さんたちは、おしゃべりで夢中!子どもたちに目が行っていない。

まわりのお客さんたちも、「参った!」という顔をしている。

スターバックスに子供を連れて来てお喋りをするのはやめてもらいたい!と大声で言いたかった。これをじっと我慢した。子供の声は、サイレンのように響き渡る。子供の声は響きやすい。それが耐え難いのだ。特に、老人たちには結構なストレスになる。難聴の老人は別だが。

静かな場所で勝手に切れている老人は完全な病気だ。精神的に壊れている老人である。今問題に成っている「すぐキレる老人」は、精神的にまだ壊れていない

すぐに切れている老人を見かけたら、感情に感情で対抗しないで、「なぜ、切れてたんだろうか?」とまず考えてもらいたい。その理由がわかったら、その老人にその理由を話して確認して下さい。その原因に正当性が有れば、それを認めて理解してあげる。正当性がなければ、なぜ正当性がないかを諭してあげる。

直ぐに切れている老人たちは、普通の老人たちだからだ。話して理解できる知能の持ち主が多い。