一人ぼっちのシニアにならないためには

私たちは、生まれてきた時に家族が迎えてくれた。両親と兄弟、そして、お爺ちゃんとおばあちゃんだ。老いて他界するときは、幸運ならば自分の兄弟、子供たち、そして、孫たちに見送られる。 

見送ってくれる人たちがいない孤独なシニアもいる。 

仮に私が一人で孤独なシニアならばどうするだろうか?

昔から一人でいる方が多かった。友達も途切れて会うこともない。地域に根ざした地域活動にも参加していない。人に会うことも少ない。老いてくると大勢の知人、友人がいても一人、一人と他界していく。長生きをすればするほど自分だけが取り残されてしまう。

そんな運命を背負うのは、自分の殻に閉じこもりがちの老人だけだ。元気で健康的な生活が出来ている老人ならば、一人で生きていても新しい知人、友人を作ることが出来る。

知人は、近所の隣人だ。隣人と世間話をすることから始める。何かあったときにすぐに助けてくれるのは、隣人だからだ。朝起きて散歩をするときに隣人と会えば、こちらから大きな声で挨拶、「おはようございます!」と言うことだ。先に挨拶をすることで隣人に良い印象を与える。次回会うときは隣人から挨拶をしてくれる。

次に、

新しい友人を作る。友人を作るには、定期的に会う機会がある場所や団体に顔を出すことだ。ここでも積極的に自分から声を掛ける。積極的に一緒に楽しめることを提案する。話を聞いてあげる。相手のことを聞いてあげると色々と話し出す。老人は、話すことが沢山あるのだが、話す相手がいない。

だから、

老人の話を聞いてあげる。新しい友人を作るには、相手のことを知ることから始まり、一緒にいる時間を楽しむことで気心が伝わる。

孤独にならないためには、同じような境遇にいる人たちで仲間を作ることだ。共通する点が多いので話は通じやすい。類は友を呼ぶである。

集まった仲間でただ暇つぶしではつまらない。仲間で遊ぶための資金作りプロジェクトを作る。例えば、仲間で一泊二日の旅行に行こうという目的を持つ。それに必要な旅費を仲間と一緒に稼ぐプロジェクトだ。老人でも稼げる仕事がある。一番やりやすいのは、チラシのポスティングアルバイトだ。自分のペースで仕事が出来る。仲間でやれば、すぐに旅費を稼げるだろう。

仲間と目的を持った活動をすることで生きていることの楽しさを共有できるようになる。

目的を持った時間の使い方は、孤独なシニアに生きる喜びを作る。一人でもそれが出来れば、それなりに孤独の不安から逃れられる。それ以上に仲間と同じ目的で活動が出来れば、それほど楽しいことはない。 

生活が苦しい孤独な仲間を助けるためのプロジェクトを作って生活費の支援をしてあげる。仲間は困っている仲間を助けることでつながりを強く出来る。お金よりも気を許せる仲間がいる方が幸せだ。お金があっても孤独からは逃れられない。 

国民年金(満額でも6万円ぐらい)だけで老後の生活を過すのは無理に近い。少しでも余裕がある生活が出来ている孤独な仲間がいれば、生活で苦しんでいる仲間を経済的に支援できる。仲間でチラシのポスティングアルバイトをすれば、毎月5万円から10万円ぐらいは稼げる。 

仲間が相互支援し合える強い絆を作ることで孤独から逃れられる。目的のためのプロジェクト活動を持つ。それを仲間で推進する。一人で孤独なシニアに出会えば、仲間に入れてあげる。一緒になって目的のためのプロジェクト活動をする。一緒に何かをすると言うことが重要だ。 

私の場合、まだ、自分の仕事がある。死ぬまで仕事を続ける予定だ。仕事をしていれば、色々な人たちと触れ合う接点を見つけられる。インターネットの仕事なのでネット経由で色々な人たちとの出会いがある。性別や年齢を問わず、気楽にメールやソーシャルメディアで話しかけられる。 

生きている、生かされている自分は、神様から何かをやれと託されている。それが何であるかは、まだ、自覚していないが生活をしているうちにそれに気がつくはずだ。 

どうせ生かされているならば、余生も短いならば、積極的に自分の人生にぶつかっていきたい。何歳になっても積極的に自分でアクションを起こす。自分が動けは必ず風を起こす。何かに変化が起きる。一人でポツーンと自宅に隠っていても何も起きない。死神の訪問を待っているだけではつまらない。 

どっち道、誰もが他界する。これからは逃れられない。他界するときにどんな気分で他界したいかだけだ。与えられた人生を思いっきり使い果たしたという気分で他界したいと思わないか。後悔がない人生を目指してみてはどうか。後悔がない人生とは、自分を信じて積極的にアクションを取った人生だ。自分の欲求に忠実に時間を使う人生かもしれない。シニアという視点から考えて。

神からの呼び出しは誰も分からない。分からないからこそ、積極的に自分の人生を楽しむアクションを起こす。