スマホは若者が使う文明の利器という印象を抱いていたが、そのイメージが変わってきた。電車の中で座っている人達を見たら、90%近くの人がスマホの世界に没入している。スマホを使っている人は、若者だけでなく中高年の女性が目立つ。
最近は、シニアの女性がスマホを上手く使っている。どうも、井戸端会議の連絡ツールとしてLINEを使うため携帯電話からスマホに引越ししたらしい。私の家内も携帯からスマホに引っ越しをした。その理由が、友達全員がスマホでLINE通信をしているからだという。
井戸端会議の延長でスマホのLINEグループ会話が続くらしい。それが原因で中高年の女性は携帯電話からスマホに移ってきた。
シニア女性はメールよりもLINE通信での連絡とおしゃべり
私の家内のLINE通信を観察していると彼女が懇意にしている友達グループごとにLINEグループが出来ていた。iPhoneを使っている友だちが多いためか家内もiPhoneをLINE通信で使っている。友達の影響は強い。LINEの使い方も所属する遊びグループの友人から教わる。
彼女がスマホを使う用途は、(1)LINEでの会話と連絡、(2)地図、(3)メール、そして、(4)ウエブでニュース閲覧とショッピングである。年齢的にスマホゲームには関心がない。
シニア男性がスマホを使っているときは、何らかのビジネスをやっている人が多いような気がする。年齢も70歳を超えるとスマホは持っていない。多くは、携帯電話だ。メールはパソコンという意識がある。スマホがパソコンに取って代わっている時代になっていることに気が付いていない。
若い人たちは、パソコンが使えないために新入社員研修でパソコンを教えている会社が多いという。確かにパソコンより先にスマホを触っている子供が多い。パソコンよりスマホの方が利便性が良いし、操作も簡単だ。新しい機器を使うとき、友達が使っていると友達から使い方を教わりやすい。シニア女性はそれが出来るからスマホユーザーになりやすい。
シニア男性は、女性よりも交流の幅が狭いためスマホを使っているシニア男性に巡り合わない。巡り合っても使い方を教えてとは言えない気質がある。シニア女性は、お付き合いでスマホが必須の道具になりつつあるのでどんどん使い込む。
お喋りの延長線上にLINE会話がある。一度その利便性をシニア女性が味わうと離れられなくなる。スタンプを買って、多用する女性が増える。
シニア女性のスマホ利用は、友達と家族との連絡が主だ。お喋りは音声による無料LINE電話になる。LINEでメッセージを書くのが遅いので音声電話にする場合が多い。個人差はあるが。連絡メッセージの送受信でLINEを使い、お喋りは無料LINE電話となる。
スマホは多機能な通信端末であるが、シニア女性にとっては一つ、2つの利用用途で満足している。