直腸がんでは・・・トイレに5分間隔で行く、残便感が残り便意がある

2日前から肛門の様子がおかしくなった。トイレに行っても残便感があり、なくならない。この状態が発症した夜は、トイレが寝どこになるほど頻繁に行った。肛門のあたりに炎症があるような刺激感があり、それが原因かどうかわからないが寝れなかった。

 翌日、ボラギノールを使って肛門の炎症を抑えられないかを試した。翌日の夜は、ボラギノールの効果でトイレに頻繁に行くことはなくなった。肛門あたりの炎症からくる刺激感も少なくなった。

今日の朝、もう、大丈夫と思って仕事に出かけたが、仕事にならなかった。残便感があり、10分から20分おきにトイレに入り浸りになった。これはまずいと思って、午後に肛門専門病院「松島病院大腸肛門病センター」に駆けつけた。15時の受付終了の15分前に到着。

松島病院は、3年ほど前に一度いぼ痔の治療でお世話になった病院である。今回の症状は、異常であったのでもしかしたら直腸がんではないかと疑った。

便意が残り、何度もトイレに行くのだが排便なし

私はまだいぼ痔を所有している。始めは、いぼ痔が原因で便意を頻繁の起こしているのではないかと思っていたのだが、これは検査の結果原因ではなかった。痔でなければ、直腸がんでは?と最悪のことが頭に浮かんできた。

 こうなったら、くよくよしないでこの問題に徹底的に戦おうと思い、松島病院大腸肛門病センターのお世話になった。

松島病院大腸肛門病センターで受けた診察

今日の午前中に問診票Web版で問診票に答えておいた。2年以上前に診査を受けた方は、初診扱いとなる。そのため、初診受付で手続きをする。少し待ってから呼ばれ、問診票の内容について看護婦から確認の面接を受けた。その後、初診受付専用の診察室に移動。初診受付は、30分ほど待てば診察が受けられるメリットがある。

肛門の診察手順は、問診→視診→触診→視診→肛門鏡診である。この診察で分かったことは、問題になるような部位がなかったということだ。

診察室では、視診→触診→視診→肛門鏡診が行われた。診察時間は、20分ぐらいだ。非常にスムーズに行われた。大腸がんは、結腸と直腸に発症するがんである。ここまでの診察では、大腸がんであるかどうかが定かでないのでS状結腸内視鏡検査をすることになった。

S状結腸内視鏡検査

S状結腸内視鏡検査を行うには、以下の手順が必要になる。 

  1. 血液検査
  2. 血圧検査
  3. 浣腸
  4. S状結腸内視鏡検査

一番辛かったのは、浣腸だ。肛門から直接管を入れて浣腸液を入れる。その後、トイレに行って2分ほど立ったまま我慢する。我慢できなければ、トイレの座椅子に座って排出する。私は、70秒ぐらいしか我慢ができなかった。結腸と直腸に残っている便を取り除くための浣腸である。

浣腸を終えて15分後にS状結腸内視鏡検査が始まる。大腸内視鏡検査と違って肛門から差し込むスコープが細い。調べる範囲がS状結腸から肛門までの範囲になる。マイクロスコープで腸内を映しながら調べていく。大腸がんが発症しやすい場所の写真を取りながら後で説明してくれる。

結果として、私のS状結腸から肛門までにがんはなかった。非常にきれいな状態であると褒められた。 

ただ、

腸内の粘膜が赤みかかっていた。強く力む排便が続くと赤みかかった腸内になると説明してくれた。S状結腸内視鏡検査で最終的に分かったことは、

  1. 大腸がんはなかった
  2. いぼ痔は悪化していなかった
  3. 腸内の粘膜が赤みかかっていた

結局、便意が頻繁にあり、残便感が残る原因がよくわからなかった。先生の説明では、何らかの理由で消化管の筋肉の運動異常が発生したのでは・・・であった。

夕食後、処方されたトリメブチンマレイン酸塩錠を2錠飲んでこのブログを書いている。この錠剤が効いているためか便意が起きなくなった。落ち着いてブログ記事を書ける。

60歳を過ぎると体の何処かが弱くなり、がんに襲われやすくなる。大腸癌はよく聞くがんだ。内視鏡で朝の中を見ない限りがんであるかどうかはっきりしないため、大腸癌になりやすい。今回、大腸癌になりやすい結腸と直腸を内視鏡で検査してもらい問題がないことを確認し心が安らいだ。

大腸癌は、比較的成長が遅い。5年に一度大腸内視鏡検査をすれば、大腸癌の発症がある、ないがわかる。

この記事「直腸がんでは・・・トイレに5分間隔で行く、便残感が残り便意がある」のポイントは、

  • 便意が頻繁に起こり、残便感が残る状態になった。夜はトイレが寝る場所になるくらい頻繁に起きた。
  • 直腸がんではないかと心配した。大腸癌は結腸癌と直腸がんが多い。便意が頻繁い起こるのは直腸がんの症状の一部と言われている。
  • 松島病院大腸肛門病センターのお世話になり、原因を探してもらった。結果的に直腸がんではなかった。S状結腸内視鏡検査もしたが、ガンらしきものは見られなかった。