69歳、ただの風邪に苦しむ;老いる健康不安

毎年冬から春になる3月頃に風邪を引く。ほとんど場合は軽い風邪でサプリメントのエキナセアと市販の風邪薬を2、3日間の飲めば治った。この時期以外に風邪になることはない。去年と今年は重い風邪の症状が出てしまった。去年は4月の初めに夫婦で九州旅行を予定していたので直ぐに医療クリニックに行って喉の炎症と風邪の細菌を殺す抗生物質の薬を処方してもらった。そのおかげで旅行予定日前までに風邪は治った。

今年は旅行の予定もないので医療クリニックに行かず市販の風邪薬だけで治そうとした。その結果、1週間以上経過しても風邪は完治していない。ただ、市販薬を飲み始めて3日後に喉の炎症が軽減してきた。今年の風邪の特徴は喉の炎症から始まって咳が出始め痛みが喉から鼻に移り鼻水が出始める。それから喉の炎症が収まりながら痰が絡み始める。咳もそれに続く。時々、呼吸困難のような気分になる。咳も連続で起きて呼吸が出来ない時もあった。

咳と痰の絡みによる呼吸困難な状態は初めてであった。いつもならば、咳はなく、痰と鼻炎で呼吸がし辛いぐらいであった。夫婦二人の生活であるので運悪く妻も私の風邪をもらってしまい、今苦しんでいる。妻の風邪は私よりもひどく医者から抗生物質の錠剤、喉の炎症を抑える錠剤、痰を出しやすくする錠剤、うがい薬を1週間分処方された。

咳がひどいため体力を消耗し睡眠不足と疲れで寝て休む日が3日間続いた。喉が荒れた初期症状の時は食事が取れなかった。医者から処方された薬でやっと喉の炎症が収まり通常の食事ができるようになった。彼女はこの20年間風邪を引いたことがなかった。それ故、今年の風邪に驚いている。

若者と違って体の免疫力が落ちた高齢者はちょっとした病気に注意すべきであることが分かる。単なる風邪と侮らないことである。

 

タダの風邪だと軽く思っていたら大間違い

風邪を引いた時の治し方には個人差がある。医者に直ぐにかかる方、市販の風邪薬に頼る方、エキナセアなどの免疫力強化のサプリメントを飲む方など色々ある。私の風邪は必ず喉風邪で始まる。その傾向が強いので喉の調子がちょっとおかしいと感じたら直ぐにエキナセアのサプリメントを毎食後に飲み始める。通常はそれで喉風邪はひどくならないで自然治癒してしまう。 

今回もその調子でエキナセアを飲み続けていたのだがいつものような効果が出てこなかった。この時点で医者にかかれば良かったと思っている。医者が処方する薬のほうが強力だからである。 

いつもの風邪ならばこうして治していた!

私が通常使用する風邪薬は2種類ある。

  1. 解熱剤(アセトアミノフェン)の米国製タイレノール;私の常備薬
  2. 総合感冒薬 ジキニン(鼻水や喉の炎症に効く)

症状によって使い分けている。喉がちょっと変だと思う時は免疫を強化するサプリメントのエキナセアを飲み続ける。この3つの方法で駄目ならば、医療クリニックに行くことにしている。タイミング的には喉の炎症が収まらずひどくなって我慢できなくなったときが多い。

今回の風邪は喉の炎症だけでなく咳と痰の症状がひどくなった。寝込むことはなかったが、声を出すことが痛みで嫌になった。幸運にも食欲があり、食べる上であまり支障はなかった。病気になった時に食べられる状態になっていれば時間の問題で体力は回復させ免疫力を強化してくれる。

今回の風邪はこんな点が違った

今年の風邪は喉の炎症から始まるケースが多いようだ。特に、以下のような症状が初期症状として報告されている。

  1. 喉の痛み: 乾燥感、ヒリヒリ感、痛みなど
  2. 咳: 乾いた咳、痰の絡んだ咳など
  3. 鼻水: 鼻水、鼻づまりなど
  4. 発熱: 微熱、38度以上の発熱など
  5. その他: 頭痛、倦怠感、筋肉痛など

私の場合は1から4まですべてを味わった。発熱は37.9度ぐらいで解熱剤を飲んだらいつもの体温に戻った。それ以降は発熱はなかった。私が苦しんだのは2番目の咳: 乾いた咳、痰の絡んだ咳である。今までの風邪は1と3番の症状で終わっていた。今回の風邪は体力を消耗させる咳と呼吸を困難にさせる粘り気がある痰である。

市販の風邪薬でほとんどの風邪の症状は収まってきた。今は時折出てくる咳と痰である。通常の生活をする上で支障が起こる症状ではなくなっている。 

90%治って来ているが老いからくる健康不安が生まれた!

今回の風邪はあと数日で完治する感じがする。今感じることは健康不安である。単なる風邪で健康不安を感じたことなど今までなかった。風邪がこんなにひどくなるとは予想にもしていなかったからである。単なる風邪と侮るなかれ!ということを教訓として学んだ。 

家内の風邪は食事が取れないほど喉の炎症がひどかったため、もう少しで点滴をすることになったかもしれない。医者が処方してくれた薬が効いたおかげで口から物を食べれるようになった。夫婦二人の共通意識は風邪になったら、直ぐに医者にかかることである。老いからくる免疫力低下で単なる風邪が軽くはならない体になったことを認識した。

肺炎になるリスクを高める要因

  • 高齢者
  • 乳幼児
  • 糖尿病や慢性心疾患などの基礎疾患がある人
  • 免疫力が低下している人
  • 喫煙者
  • 風邪の症状が長引く人
  • 十分な休息を取れていない人

肺炎の予防

  • 風邪をしっかり治す
  • 手洗い、うがい、マスク着用などの感染予防対策をする
  • 十分な睡眠と栄養を取る
  • 規則正しい生活を送る
  • 喫煙を控える
  • 定期的に健康診断を受ける

65歳の時に肺炎球菌ワクチンの接種を受けた。ワクチンの効果は5年間。70歳になる時にもう一度肺炎球菌ワクチンの接種を受ける必要が出てくる。このワクチンは肺炎にかかった時に重篤にならないようにするためであり、完全にブロックする効果はない。一つの予防処置である。

シニアは意識して健康予防をする必要がある。免疫力だけで病気に打ち勝つことが難しくなる。健康不安は老いとともに増加する。

 

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結論

69歳、将来の健康に対する漠然とした不安がある。風邪を引いて1週間以上が立った。 まだ完治していない。治るようで治らない風邪に不安を思えた。一つの教訓としてシニアは風邪に気をつける!である。風邪から肺炎に成り、死亡する高齢者がいる。若い頃は風邪は自然に治ると思っていた。市販の風邪薬を3日間ぐらい述べばそれで大丈夫と信じていた。60歳過ぎから風邪を馬鹿にできなくなった。

老いてくる体への不安が病気になった時に襲ってくる。そんな不安に打ち勝つにはこんな事をするしか無い。

  1. ちょっとした体の異変を見逃さずに医療クリニックに相談する(風邪だから大丈夫と思わない)
  2. 健康を意識した生活習慣を身につける(水分補給、十分な睡眠、栄養バランスが取れた食事、定期的な運動など)
  3. 自宅に帰ったらうがい、手洗いを入念にする(バイキンは口と手から入ってくる;幼児と同じ)