社会の弱者である老人が強くなるにはどうすれば良いのか?

70歳を境に肉体的にも精神的にも老いを強く感じ始める。自分が社会の中で徐々に弱くなって行くのが肌で感じる。60歳代の私の目から見ても70歳代のシニアは、弱弱しく見える。歩き方だけをとっても力強さを感じない。運動を定期的にしている人は別だが。全般的に老化現象が70歳代から強く体に出てくる。

何かのビジネスをしている老人でなければ、年金生活に入っている。金融資産が沢山ある人は経済面での心配はないが、普通のシニアはそれほど余裕が無いはずだ。働いていない事から来る金銭的な不安、老化から来る肉体的な衰え、刺激が無い「毎日が日曜日」の生活で自分が小さく萎んで行くように感じ始める。

老人は弱者になる。介護の世話になった時点であなたは「社会の弱者」であるラベルが張られる。それを今自覚しているか、していないかで将来の生き方で違いが出る。弱者になる老人が強くなるにはどうすれば良いのかを考えてみた。

緊急事態宣言で65歳シニアの生活はどう変わったのか?

東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、福岡県、兵庫県に政府は緊急事態宣言を発出した。私は神奈川県人であるので神奈川知事が要請する自粛に従う必要がある。その結果、今までの生活行動を変える必要が出てきた。

要請は外出しない、人に会わないこと。それに尽きる。新型コロナウイルス対策で一番感染しない方法は、安易に人に会って濃厚接触をしないことである。それを考慮する行動にしなければならない。

緊急事態宣言で実際の生活は社会環境で制限が増えたため定期的に行く会合や場所に行けなくなった。その結果、自宅に居る時間が増えた。生活のリズムは自宅中心に変わった。

シニアが自分の人生を顧みるにはどうすれば良いか?スマホを活用する

古い旧フリーテル製の雅スマホを使っている。デジタル写真で良く使う。デジカメもあるが最近はスマホがデジカメの代りになっている。写真撮影の画面には、ビデオ撮影のアイコンがある。ビデオ撮影が出来れば、動きのある今の状態を将来見ることが出来る。

ビデオで自分の行動を自動取りできれば、自分の過去を見ることが簡単になる。現時点では、自分よりも身内か他人の過去を取るしかないのだが、老化する自分の姿を1年毎にビデオ撮影すれば面白いのではと。スマホはデジタル写真と動画撮影が出来る便利な道具である。

過去の自分の姿をそのまま見せてくれる。動画セルフィーで老後の生活の一部を残せる。自分が他界したらその動画を使って思い出してほしい。生きている間は自分が楽しむタイムトラベルツールにしたい。

体が痩せて来ているシニアが筋肉を増やしたいならば何をするべきか?

75歳頃から定期的に運動をしていないシニアが嘆き始める事が有る。体が枯れてくる現象だ。体重が減って体が細くなってくる老化現象だ。当然、体の筋肉も脂肪と同時に減ってきているため、体のバランス感覚や歩行で不安定になる。体は、日常的に使っていても老化の速度が速いため意識して体(筋肉)を鍛える必要がある。それに気が付くのが遅いと体が痩せ細り、枯れてくる。

私は、事前に老人に成るとこんな状態になるという危機意識を感じていた。そのきっかけは、仕事でお付き合いがあったクライアントの社長が75歳ぐらいで足を引きずりながら歩いている姿を見たからだ。体は枯れてきてはいないが社長業が長いとカロリーが高い美味しい食べ物を頂けるため肥満体になる。その重さに耐えられない脚力になってしまっていた。

老人に成ると歩けなくなるのだという事実を知った。これを是正するためには何をしたら良いか真剣に考えた。

70歳シニアになると失うものは何か?

シニアになると失うものが自然と増えてくる。収入がなくなる、または、激減する。ある程度の衣食住が満たされるので買うものが少なくなる。友人、知人の数がちょっとづつ減っていく。病気になりやすくなり健康を害する。体力が衰える。失うものをあげたらきりが無いほど生まれてくる。

その損失感が70歳を過ぎる頃に顕著に感じ始める。仕事を続けているシニアならば、毎日体を動かす生活で体力を維持できるが、仕事から離れて自主的に体を動かしていないシニアは老化が激しくなる。

老いてくるとシニアは社会の弱者になり、自活する上で苦しい状況に置かれる。