70歳を境に肉体的にも精神的にも老いを強く感じ始める。自分が社会の中で徐々に弱くなって行くのが肌で感じる。60歳代の私の目から見ても70歳代のシニアは、弱弱しく見える。歩き方だけをとっても力強さを感じない。運動を定期的にしている人は別だが。全般的に老化現象が70歳代から強く体に出てくる。
何かのビジネスをしている老人でなければ、年金生活に入っている。金融資産が沢山ある人は経済面での心配はないが、普通のシニアはそれほど余裕が無いはずだ。働いていない事から来る金銭的な不安、老化から来る肉体的な衰え、刺激が無い「毎日が日曜日」の生活で自分が小さく萎んで行くように感じ始める。
老人は弱者になる。介護の世話になった時点であなたは「社会の弱者」であるラベルが張られる。それを今自覚しているか、していないかで将来の生き方で違いが出る。弱者になる老人が強くなるにはどうすれば良いのかを考えてみた。
自分が弱者になる事を自覚して自分なりの対策を実施する
60歳代のシニアは、70歳代になった時に一番困ることを想定にしてその対策を今から取るべきだ。既に70歳代のシニアは、今心配している事を絞り込んで出来る対策案を練り、実行する。時間の流れに身を任す生活をするのではなく、時間の流れに出来るだけ抵抗した生活に挑戦する。
対策(1):筋トレで筋肉の損失を防ぎ健康維持を図る
私がずっとやっている筋トレ。体全体の筋力は、何もしなければ老いて衰えて行く。衰えて行く筋力を改善するには、出来るだけ早い時点から筋トレを定期的に行うしかない。楽をしようと思えば、自然に任せる生活を送れば良い。筋力は確実に衰えて行き、最終的に体が思うように動かせなくなる。
筋トレを習慣付けるためにはスポーツジムでパーソナルトレーナーの指導を受けることが効果がある。正しいやり方を覚えなければ、体を痛める。筋肉を痛めると筋トレを続けられなくなり、止めてしまう。スポーツジムが近くになければ、自宅近くにある公園で毎日30分で良いので次の運動をする。
- 100回ジャンプ
- 鉄棒で懸垂、または、ぶら下がる
- スクワット運動
- 階段があれば階段の上がり下り10セット
- ももを上げて50m走る
どれか一つから始める。初めから全部出来れば良いが難しいので簡単に破れそうな運動から始めて続ける。
健康な体を維持することに挑戦しないと70歳以降の人生は、体調不調で楽しめない人生になる。体が人生の資本。どんなに経済的に裕福であっても健康でなければ余生を楽しめない。老人は、自分の体を楽にする生活をすると返って健康寿命を短くする。
駅やデパートのエスカレーターに乗るのではなく、階段を使う。ちょっとした距離(3キロぐらい)ならば、自動車で行かずに歩いて行く。電車やバスの席に座らないで立つことを選ぶ。自分の体を楽にすることは沢山身の回りにある。出来るだけ自分の体を動かし続ける選択をする。苦痛が伴うが、弱者になる事に抵抗できる。
弱者になる要因を一つずつ抵抗して改善して行く努力をすれば、老いて行く自分を遅らせる事が出来る。私は、20歳代、30歳代の若者以上に筋力がある。フリーのバーベルで83キロを7回3セット上げられる。持久力はないが、パワーはある。私なりの弱者になる事への抵抗だ。
対策(2):新しい事に挑戦する
老人になると新しいことに挑戦する事が面倒に感じ始める。そんなシニアはこんな事から始めると興味が持てる新しいことを見つけられる。
- 変化が激しい場所や新しい製品やサービスが有る展示会に行ってみる
- スターバックスが入っている蔦屋書店でコーヒーを飲みながら興味を持つ本を探して読む
- 大学が運営する社会人向け講座で学ぶ
- 川や海に出かけて釣りをする
- お弁当やドリンクを持って夫婦で訪問したことがない公園に行く
新型コロナウイルスの影響で外出が難しいが、この禍が収まったらぜひ上記の事をやってみてほしい。自分でアクションを取って外部からの刺激を得ると色々な発見がある。その発見から新しい挑戦が見つかるはずである。
対策(3):老化による生活の変化を認識して対策を取る
- 筋力の衰えが顕著になる。特に足の力が衰えて行く。楽をする歩き方になる
- 免疫力の衰えから体調の不調を訴え始めたり、病気になったりする
- 今まで出来た事が出来なくなる事を多く感じ始める
- 体を動かすことが少なくなり、食欲も減退する。体が徐々に枯れて行く
- 仕事以外の事に没頭する生き甲斐を見つける努力を止めて新しい事に挑戦する気力を失う
このような体の変化を認識して実生活の活動を活発にさせる対策を考える。体を動かす活動が一つでもあれば、生活は充実しやすくなる。私は週2回のスポーツジムでの筋トレが生活のリズムにしている。筋トレをした後の開放感をスタバのコーヒーを飲みながら味わっている。
今日の午後は近くの公園で鉄棒をやってみた。子供の頃に前回りが何回も出来た。その意識で前回りをやってみたのだが、1回も出来なかった。頭の中では簡単に出来るはずと思い込んでいるのだが、体がついて行っていないのか、前回りのコツを忘れてしまったのか上手く行かなかった。
65歳のシニアで懸垂が10回出来るのに鉄棒の前回りが出来ない。それがショック。出来るようになるまで頑張ろうという目標が出来た。
結論
- 70歳を境に肉体的にも精神的にも老いを強く感じ始める。
- 働いていない事から来る金銭的な不安、老化から来る肉体的な衰え、刺激が無い「毎日が日曜日」の生活で自分が小さく萎んで行くように感じ始める。
- 社会の弱者にならないよう自分を改善するための対策を考えて実行する。