自動車の免許証を返納すべきかどうか?

緑内障になっているシニアが多いのでは。私も緑内障で右目の半分が見えなくなっている。10年前は、見えない部分が四分の一ぐらいであった。あと10年でどれだけ悪化するかは分からないが、70歳を過ぎても自動車を運転すべきかどうか考えてしまう。

体に不都合がなくても視野が狭くなるとケアレスミスが増えるリスクが高まる。

緑内障が酷くなると視野が狭くなるので・・・

自動車の免許を返納するとどうなるのか?

運転免許を返納した方は、「運転経歴証明書」を申請することで車を運転できない身分証明書を受け取れる。

「運転経歴証明書」は過去の運転経歴を証明するもの:

○ 有効期限内に運転免許を返納し、その日から5年以内であれば、運転免許試験場へ申請することにより「運転経歴証明書」の交付を受けることができます。

○ 平成24年4月1日以後に交付された運転経歴証明書は、交付後6か月を超えても、運転免許証と同様に身分証明書として用いることができます(例 銀行口座の開設)。(引用先:http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotu/hennou/hennou.htm

地方に在住する方は、自動車がないと生活に不自由を感じるようになる。公共交通機関がない場合は、買い物にも行けない。生活を維持するための足となる自家用車が使えなくなるリスクをどうするかだ。これを考えると年配者であるからと言う理由で簡単に運転免許を返納する訳にはいかない。

自動車に代わる乗り物として自転車(電動自転車)が考えられるが、年配者が自転車に乗れるかだ。年配者であればあるほど生活の足をどうすれば良いかが問題になる。

緑内障を持っているシニアは、免許証の更新時にどっちみち目の検査で落ちて更新できないだろう。この時点で自動的に返納と同じ状態になる。私の場合は、そのリスクが70歳過ぎになる可能性が高い。幸運にも家内も自動車を運転できるので視野の問題が無い家内に頼ることになるだろう。

それでも、時間の問題でシニアたちは移動のための手段を失う。自動車がないと困る場所で生活していれば、何か自動車に代わる移動手段を見つけなければならない。何があるだろうか。

この10年以内に自動運転が出来る自動車が販売されるようになれば、運転免許証はいらなくなるかもしれない。または、シニア専用に自動運転が出来る自動車を移動手段として使えるようになるだろう。そんな時代がもうすぐ到来する。

少子高齢化で人口の四分の一以上が65歳以上になれば、シニアのための移動ツールの必然性が社会的に求められる。公共交通機関は、そう簡単に増やせない。今使われている自動車をもっと高度化させるか、セグウエイのような個人向け移動機器を公道で使えるようにするしかない。 

シニアのための移動機器がこれからの注目される