63歳の男性である。自分の事を何と呼んだら良いか未だに迷っている。通常は、シニアと自分自身に言っているのだが、果たしてその呼称で良いのか分からない。
63歳の人を中年というのはちょっとおかしいし、老人と言ってしまうのも言い過ぎのような感じがする。高齢者という総称で言っても良いのだが、しっくりしない。感覚的には、シニアが60歳代の人に近いような感じだ。
年代別にどんな言葉で言って良いのか日本語は難しい。
63歳の私を中年、シニア、高齢者、老人、壮年、初老、年寄りと呼んで良いのか。
40歳から50歳代・・・中年
60歳代・・・初老、シニア
70歳代・・・高齢者、シニア、老人
80歳代以上・・・老人、高齢者
60歳代は、確かに初老の段階だ。老化現象が徐々に体に出てくるからだ。感覚的には、英語をカタカナ語にしたシニアが初老よりも合っている感じがする。初老という言葉は、口語体ではあまり使われていない。シニアのほうが一般的だ。
63歳の私は気分的に10年若い感じがしている。50歳代だ。意識では、中年なのだが風貌では確実にシニアだ。若い人たちから言わせれば、老人だ。電車を待っていた時、若い人たちのグループがやってきた。その中のひとりの青年が、私を見て「あそこに老人が一人電車を待っている。」と友人たちに話していたのが聞こえた。
自分が自覚する呼称「シニア」は必ずしも世間の人と同じではないことが分かる。
頭の毛の色を見るだけで色が白ければ、老人のように見える。首から下の体を見れば、40歳代の中年に見えるはずだ。体格が60歳代のシニアではない。筋トレをしていると上半身が逆三角形になり、胸の筋肉が盛り上がる。肉体と頭の毛色のギャップが酷いのだが、一般の人は頭の毛色を見て判断しがちだ。
文字で自分を表現するならば、「初老」がフィットする。
70歳代の人を「初老」と言ったら、褒め言葉になるだろう。70歳代は、「高齢者」がフィットする。見え方には個人差があるが、前期高齢者として位置付けられるからだ。75歳以降は、後期高齢者になり、老人の入り口に立つ。80歳代は確実に「老人」という言葉がぴったりになる。
ここに目を疑う写真がある。この写真を見て65歳のシニアと思うかどうかだ。
この米国人のシニアは、筋トレをやっている。筋トレマニアだろう。筋肉は年齢にかかわらず鍛えられる。鍛えれば、こんな体になる。ここまで鍛えなくても体格は実際の年齢よりも若くみえるはずだ。
63歳初老の私もこんな体に近づけたい。ボディービルダーではないが、健康と体力を維持するために筋トレをしている。
この記事「63歳の人を何と呼んだら良いのだろうか?」のポイントは、
- 63歳の人間である。自分の事を何と呼んだら良いか未だに迷っている。
- 感覚的には、英語をカタカナ語にしたシニアが初老よりも合っている感じがする。
- 文字で自分を表現するならば、「初老」がフィットする。