TBSテレビ番組”VIVID”でグランドシッターという保育士アシスタントの仕事が紹介された。その番組を見た多くのシニアたちがすごい勢いでグランドシッター講座を提供する会社ホームページに殺到してホームページへのアクセスが出来ない状態であった。
これは何を意味するのか?
60歳以上のシニア男女が私にも出来る仕事として保育士関連の職を求めているということだ。
元気なシニアは人生100歳に構えて保育士の資格を取ったほうが良いのでは?
国家資格である保育士の資格を取るためには、受験資格がないと始まらない。保育士受験資格の条件の説明ページが有る。専門学校、短期大学、4年制大学を卒業した人であれば、保育士受験資格のがある。高校卒や中学卒の学歴の方は、児童福祉施設での労働時間や年数を満たさないと受験資格を得ることが出来ない。
一番効率の良い方法は、保育士専門学校に入学して保育士の専門教育を受けることである。65歳以降の第二のキャリアとして保育士を目指すならば、2年間もう一度学生になって若い人たちと一緒に保育を勉強することだ。学費は、2年間で200万円以内で収まる。退職金から投資すれば良いのでは。
将来の自己投資として国家資格の保育士ライセンスを得ることで老後の安心を得られる。今後の需要を見ると保育士の人材不足が顕著であるのでこの10年から20年ぐらいは仕事に有りつけるのではないか。仮に65歳で保育士専門学校に通って国家資格を取れば、67歳の時から保育士として職を得ることが出来る。10年間保育士として働くならば、77歳までは経済的に悩むことはないだろう。
若い保育士は、長期間保育士として働くことが難しい。結婚や出産で退職する人が多くなる。そんな時にシニアの方で保育資格があると若い保育士の空いた職が埋められる。保育園でもシニアの保育士は有難い存在になる。何れはロボットが保育や介護業界に進出することになるが、まだまだ先の話だろう。
シニアが保育士を目指す時は、健康と体力に自信がある年齢に限られるだろう。そうなると、60歳から70歳ぐらいが中心になるのだろう。保育園で行う仕事の内容にもよるが元気なシニアならば75歳までも可能ではないか。後は、保育施設側でのシニア保育士の労働環境が最適化されればシニア保育士の数も増えていくだろう。
介護と保育の分野は、どうしても人間でないと対応が出来ない。少子高齢化と総人口の減少で人の手が足りなくなる時代だ。シニアの保育仕事はこれからも需要が高まる仕事である。その需要を満たす意味合いでシニアが保育分野に進むのは意味がある。
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