私が青年の頃、あるシニアの女性に巡り会った。 彼女は、身なりがその人の生活環境を写すといった感じであった。どの人にも自分たちが住む世界がある。お付き合いする人たちによって自分たちのライフスタイルが決まってくる。彼女は、見るからにして清潔感があり、心地よい香水の香りがしていた。
私のおばあちゃんがこの人のような感じであれば良いなあと思った。今、私がシニア男性になっている。若い女性が私を見た時に汚らしい印象を与えるシニア男性よりも清潔感を印象づける老紳士である方が良いに決まっている。
清潔感を印象づけるにはどうしたら良いのか？
誰もが見るのは、整髪と服装ではないか。どんなに立派なスーツとネクタイをしていても髪の毛がぼさぼさであったら清潔感は感じない。整髪は、床屋に行けば何とかなる。服装は、無難な方法としてスーツとネクタイを着れば何とかなる。スーツとネクタイの色は、個人の趣味嗜好の世界になる。
当然、スーツに合う革靴も忘れない。
次に、加齢臭の問題だ。これに関しては、個人差がある。体臭を気にする欧米人は、香水を使う。女性が好む男性の香水を見つける必要がある。若い女性に友達・知人・親戚がいるならば、彼女たちの助言を仰いだ方が良いだろう。
最後に、笑顔である。顔はその人の精神状態を表す。いつも悩んでいる人の顔はその苦しみが顔にいつも出ている。横浜の街中を歩いている人たちの顔を観察するとその違いがよく分かる。普通の顔をしているのだが、何か暗い印象を与える表情が読み取れる。
「心にいつも太陽を！」
シニアの男性は、若人には成れない。シニアにはシニアの魅力がある。その魅力は、今まで生きてきた人生だ。若者たちには、まだ、分からない人生の深みをシニアは知っている。人生の良き相談相手としてシニアの魅力は引き立つ。
私は毎日若い女子大生アルバイト店員にスターバックスで会っている。毎日違う時間帯に違う女子大生のアルバイトがいる。彼女たちと時々会話をする時がある。何度も顔を合わすアルバイト店員だと個人話にもなる。シニアの印象を良くしようと思い、いつもネクタイとスーツ姿で来ている。
昨年までは、カジュアルな姿であったので私を知る女子大生アルバイト店員は顔に驚きの表情があった。明らかに印象が違って見えたのだろう。暇老人からビジネス紳士に変身という感じだ。私自身は何も変わっていないのだが、衣を変えるだけで人の見る目は変わる。
若い女性と話をする時は、清潔感あふれる服装で。