11月15日から一泊二日で家内と横浜から1時間半掛けて湯河原温泉にドライブ。宿泊した旅館は、湯河原町吉浜にある「旅館 幸太荘」にした。1泊朝食付きで一人1万円ぐらい。8帖の和室。この旅館の特徴は、(1)プライベート露天風呂を時間制で貸し切り、(2)チェックアウトの時間が14時、(3)サービスでお昼にそば定食が出る、そして、(4)10月から11月まで旅館のみかん園で無料ミカン狩りが出来る事だ。
口コミで人気。中高年女性のリピーターが多い。その理由にお得感が高く、静かでゆっくり出来る事だ。
男性客が少ないので男大浴場は貸し切り状態になる
湯河原温泉は、横浜から近い場所にある。熱海に入る一歩手前だ。湯河原は、昔からミカンで有名だそうだ。私は知らなかったが、今回旅館に宿泊して旅館がある山を自動車で登っていく途中に沢山のみかん園があった。旅館の幸太荘もみかん園を持っている。
紅葉に染まり始める時期であったので気軽に行ける場所として湯河原温泉を選んだ。今までの一泊二日の小旅行の全てはホテルであった。今回は、初めて旅館に宿泊した。和室の部屋も初めてだ。一般的に温泉旅館は割高になる場合が多い。そこでじゃらんなどのサイト経由で安い宿泊プランを選んで行ってきた。二人で豪華な朝食付きで2万2千900円ぐらい(税込み)だ。
最初の印象は、細い山道を上って来て到達した旅館が一般の家のような門構えのように見えたことだ。山道だからナビがないと迷う感じだ。ちょっと、こんな所に旅館があるなんて誰も思わない。人知らずの温泉旅館かもしれない。
あまり移動しないでゆっくりと温泉を楽しみたいご婦人やご老人たちならは、JR真鶴駅から旅館の送迎自動車サービスを利用すると良い。ベンツの送迎サービスである。旅館から見渡す相模湾が美しい。この旅館は、ゆっくりと美味しい料理と温泉を楽しむ人向けである。私たちは、自動車で来たので湯河原にある観光スポットと温泉を楽しんだ。
幸太荘のホームページを見ると詳細情報と写真がある。参考にしてもらいたい。
この旅館に宿泊して驚いたことは、仲居さんのほとんどがシニアの女性である事だ。元気なシニア女性がはつらつと働いていた。年配の女性客が多いのでお客様の心情をくみ取るためにシニアの女性を仲居として雇用しているのだろう。夜は、簡単な夜食を用意してくれる。下記のようなサンドイッチとチョコレートだ。ちょっとしたおもてなしが良い。
旅館で宿泊手続きを終わると仲居さんが小さなビニール袋を私たち夫婦に手渡してくれた。そのビニール袋に好きなだけミカンを入れても良いと言うことらしい。旅館の入り口から10メートル下にみかん園がある。歩いてすぐにミカン狩りが出来てしまう。無料でミカン狩りが出来るのは、10月から11月までである。宿泊者限定。
小さいビニール袋であるが、ミカンが20個以上はいる。二人で40個以上のミカンを頂いた。取り立てのミカンは新鮮である。少し酸味があるが甘い。ミカンの皮は簡単にむける。品種は分からないが、味が良いのでチエックアウトする前にもう一度ミカン狩りをした。全部で60個ぐらい頂いたことになる。
私たちの宿泊プランは一泊二日朝食付きであった。昼食に無料のそば定食サービスがあるなんて知らなかった。結局、実際は1泊2日朝昼食付きのプランになっていた。このプランに無料の昼食「そば定食」があるとは知らなかった。これも旅館のおもてなしなんだろうか。お得な理由がこんな所にもある。
中高年の女性客がリピーターになるのが体験して分かった。
今回の旅館宿泊は、非常に印象が良かった。夜は、特別な露天風呂を時間制で貸し切ることが出来た。これもこの旅館のサービスである。夫婦二人でプライベートの露天風呂を楽しめる。ロビーには、健康電動マッサージ器があり、無料で使える。ホテルや大きな温泉旅館に宿泊すると有料になるからこれもお得だ。
この旅館でお土産を購入。初めて「桃しそ巻き」という食べ物を味にした。製造元は、多分、福島県にある長久保ではないかと思う。これもこの旅館に来なかったら知るよしもなかった。
夜は、真鶴駅近くにある江戸前真鶴の寿司店に行き、地物との新鮮な魚を食べた。新鮮で安かった。翌日は、チェックアウトが通常午前11時なのだがなぜか午後14時まで延ばしてくれた。時間が出来たので近場の観光スポットに出かけた。
万葉公園にある「独歩の湯」に行く途中に流れる川の脇にある散策道でこんな面白い道先案内を見つけた。色々な発見と自然探索を楽しめた。
旅館幸太荘に行くならば、春(5月頃はミカンの花の香りが部屋まで入ってくるそうだ。香りがジャズミンの香りに似ているという説明を受けた)か、秋(10月から11月、無料でミカン狩りが出来る)をお勧めする。