高齢者になると悪い事ばかりが目に付く。髪の毛が白くなる。はげになる。肌が汚くなる。今まで出来た事が出来なくなる。歩く事が辛くなる。体力が落ちてくる。食が細くなる。体が枯れてくるなどなど。書く事が有り過ぎるほど多い。
だけども、シニアになってから良い事も生まれる。遊ぶ時間が増えることである。自分の時間を自分の好みで使える自由である。何歳になったら働くのを辞めるかを決めて生きているうちにやってみたいことをやれる機会が与えられる。
経済的な問題を抱えているシニアは年金プラス月額10万円の収入が得られるパートやアルバイトの仕事を探し、週3日間の労働をベースにした老後の生活を計画できる。老いて働ける時間は限られる。働けるうちに働いて老後の生活費を貯める。
自分の時間を自由に使える年齢になると自然とたわむれることが多くなる。公園に出かけて弁当を食べる。緑の環境で弁当を食べると何故か気持ちが良い。周りの景色を見ながら弁当を食べる。働いているときはそんな時間も余裕もなかった。今は公園巡りをしながら自然を楽しむのが新しい生活のリズムになっている。
老後の生活を楽しむにはシニアであるという特権をうまく利用することである。私達夫婦は横浜に住んでいる。時々、鎌倉に遊びに出かける。平日の鎌倉は観光客が少ないのでゆったりとお寺巡りが出来る。自由になる時間をうまく使うことでメリットを享受できる。
目次
シニアでしか得られない良い事がある!
シニアの強みは定年退職後に与えられる「自由な時間」である。他界するまでの時間を好きなように使える時間になる。何をやりたいかで老後の生活が形付けられる。今68歳の私はこんな事を考えて実行している。
- 筋トレと食事調整で適正体重にする。身長179センチの適正体重は70.5キロ。現在、73.5キロ。肥満は健康寿命を妨げる。健康維持が出来なければ、老後の生活を楽しめない。
- 筋トレでベンチプレス重量80キロを80歳になった時に上げられるよう鍛えている。
- 自宅でゴロゴロしないで外出先でインターネットの仕事を続ける。朝9時から夜6時の仕事で生活のリズムを築いている。
働かなくてもお金が入ってくる年金がもらえる
元会社員ならば厚生年金や企業年金なども加算される。若い頃に積み立てをしたお金が利子をつけ戻ってくる年金がもらえる。
年金は、長く生き続ければ続けるほどもらえるお金が累積額で大きくなる。長生きをするシニアほどメリットが多い。年金だけでは生活が出来ないという人がいるが、何ももらえないよりはましである。
60歳から70歳まで働けるならば、年金をもらいながらお金を稼ぎ、貯める事で生活を良くする事が出来る。
誰かに監視されているストレスからおさらばできる
会社勤めをしていると上司、先輩、同僚などの目を気にする。気を緩める暇がない環境で働く事になる。会社を定年退職するとそんなストレスから逃げられる。累積していた精神的なストレスの原因から逃れる事が出来る。
51歳の時に独立した私も会社員時代の変なストレスから逃れる事が出来た。自分で起こしたビジネスをして受けるストレスは自然なストレスであるので精神的に納得がいく。そのため、自然なストレスが自然な形で消化される。
ただ、
ストレスが急になくなると逆のストレスが生まれてくることに注意。暇というストレスだ。自発的に何かに没頭するものを生活のリズムに取り入れないと暇というストレスが生まれる。
シーズンオフに格安旅行が出来る
私たち夫婦は、5月の連休明けに生まれるシーズンオフを使って割安にドライブ旅行を楽しんでいる。ドライブ旅行でお金がかかるのはホテルだ。今回、愛知県の犬山城見学に出かけた。犬山市には選択できるホテルや旅館があまりないため、小牧市まで予算に合うホテルを探した。
小牧市から犬山城まで自動車で20分ぐらいであるので宿泊する場所としては問題ないと判断し、割安のホテルを探した。シーズンオフであるので価格は全般的に安くなっていた。最近、リニューアルされた名鉄小牧ホテルで日曜特別宿泊プランがあった。一人1泊5400円で朝食付き(ツインベッド)というプランだ。二人で1万800円。かなり安い。
ローカル都市のホテルであるためか、朝食はバイキングで宿泊客も少ないためゆったりと食事が出来た。
通勤ラッシュとおさらば出来る
電車に乗って会社に出勤する必要が無くなったため、通勤ラッシュ時間に電車に乗る必要が無くなった。電車は、いつも、座って目的駅まで行けるようになる。
スーパーのセールス日に朝早く買い物に行ける
目玉商品は朝早くスーパーに出かけないと直ぐに無くなってしまう。会社帰りでスーパーによっても目玉商品は残っていない。出勤時間帯にオープンしてセールスをしているスーパーもあるが、会社まで買った商品を持っていけない。どうしても、帰宅時に立ち寄ることになる。
セール日に目玉商品の買い物ができる。
シニア料金で平日映画鑑賞が出来る
映画はやはり大画面で見るのが良い。自宅で映画を見るよりも映画館で見たほうが楽しめる。一般料金1800円がシニア料金1100円(60歳以上)になる。見たい映画が複数あるときは、連続して見てしまう。新しい映画の公開日にシニア料金で楽しめるが良い。公開日の午前中にシニアは見に行ける。時間に余裕があるからだ。
シニア割引サービスは買い物で良く見かける。スーパーやドラックストアに多いが条件がある場合が多い。グーグル検索で シニア料金 検索をすると色々な割引サービスを紹介しているサイトがリストされる。
自然と戯れ自分だけの時間を持てる
時々、一人で近くの公園に朝食後に出かける。公園は静かである。自然を体全体で感じられる。人工物な少ない公園で林を少し手入れして公園にしたようだ。小鳥のさえずりが心地良い音学になる。緑の植物で覆われた公園は目に優しい。公園の中の散歩道を歩きながら森林浴を味わう。
歩きながら残された人生をどうするべきかを考える。確実に死に向かって時間は過ぎている。アマゾンの種族がこんな事を言っていた。「生きることは死ぬこと」、確かに生まれたら死に向かって生きていく。生きている間に何をするかは自由である。死ぬまでの時間を好きに使える。
老人は子供に帰る。子供のように時間を遊びに使える。年金をもらいながら最低限の生活を維持しながら自由に使える時間を楽しめる。死ぬまでの時間は個人の運命で決まる。いつ死ぬかは誰も分からないのが救いである。人生のプライムタイムを過ぎて働かない生活をする。生活リズムを自分の都合で作れる。お金が足りなければ、週3日のアルバイトで小遣いを稼ぎ、そのお金を貯めて夫婦で旅行に出かける。
私達夫婦は週末を公園に出かけて弁当を食べる。自然の中での食事は自宅で食べる食事と違って何故か楽しい。家内は食事の用意をする必要がない。好きな弁当をスーパーマーケットで選んで買うだけだ。ちょっとした近場の遠足である。子供が遠足を楽しむように私達初老の夫婦も遠足を楽しむ。
結論
シニアの特権は自分の時間を自由に使えるという事。自由になる時間をシニアが上手く使えるか、使えないかで人生の楽しみ方が変わる。老いてくると都合の悪いことが目立ってくる。努力することで改善できることをやってみる。筋力の衰えは定期的な筋トレで改善できる。長生きをするシニアは体を活発に使う。自宅で何もしないでテレビ三昧をする生活をしていない。
シニアであるメリットを自覚してそのメリットをうまく使う活動をしてみることである。