人生は元に戻る。独身から夫婦、そして、家族・・・＞夫婦・・・＞独身に戻っていく。人生の伴侶を先に亡くした男性は、孤独に陥りやすい。想像しただけでも家に一人でいるのが寂しく見える。
まだ、家には家族がいる。家族がいる間は何かと楽しい。これがある時、一人になったら・・・時間の問題でひとり暮らしをすることになる。どんな生活をしたら楽しく暮らせるかを今から準備すべきである。参考になるのは独身時代にどのような楽しい生活をしていたかである。
独身時代に戻る一人暮らしのシニア
10年、20年先に一人で生活をすることになったら、どのような生活をするのだろうか。独身時代は、友達と遊び、新しい出会いを求めていた。可愛い女の子と一緒にデートを楽しみたいという欲求があった。同時に、米国の大学院に行って勉強をしたいという希望もあった。
好奇心の対象が若い頃とは違ってくる
年齢が69歳になるとある程度世の中の事に慣れ親しでしまう。余程のことが無い限り好奇心が生まれてこない。若い女の子を見て付き合いたいとはそれほど思わない。見ているだけで楽しいからだ。付き合っても話題の面で問題がある。
やはり、自分を忙しくする、没頭できる何かを見つけるしかない。
生きがいという物である。自分がやった事に対する反応や結果が分かる活動をする。世の中の事を知らない、経験していない子供であれば、友達と遊ぶ事で日々が過ぎ去っていく。60歳代以上のシニアはそうはいかない。同年代の友人、知人は知らないうちにこの世からいなくなってしまう。
独身時代に没頭した事はなんだったのだろうか？
海外留学から帰国して会社勤めをした。2，3年勤めてお金を貯めて再度米国に留学しようと計画していた。あの時はオレゴン州の州立大学のどこかでMBAを取得しようと思い描いていた。今となってはMBAの価値がない事に気がつき興味を失っている。
世界中を飛び回ってみたいという夢もソニーに入社してある程度満たされた。海外旅行は仕事ではなく遊びの方が楽しい。生きていれば、必ず、一人で生活する時がやって来る。没頭して楽しめる何かを今から準備することが重要である。
仮に長男の家族と一緒に生活をするようになっても精神的には一人。余生を一人で楽しむ方法を今から描いておくべきだ。私の知人は海外ボランティアで海外で専門的な技術支援をしている。それも一つの楽しみ方である。
自分にとって本当に楽しい事ってなんだろうか？
家族と一緒に生活しているシニア、夫婦で生活しているシニアの人は、今のうちにこの質問に答えられるよう準備をすることだ。
私は51歳で起業した時から目標にしてきた事がある。好きな時にお金を稼ぎ出すスキルを身につける事。このスキルがあれば、老後の生活でお金に困る事はない。所謂、錬金術を身につけたいと言う事である。別に大金持ちになりたいというわけではない。スキルを身につけたいという自己満足の世界である。
51歳から69歳の今まで錬金術を求めて試行錯誤をしてきているが上手く行っていないのが現実。夢追い人である。あと、個人事業で使っているツール、オープンソースのCMS、を独学している。毎年、新しいバージョンが登場している。教科書はないので触って学んでいる。それが楽しい。
お金には結びつかないが、自分の体を改造するという欲求がある。69歳の肉体を筋トレで筋肉を増やし、10年以上若返らせることである。筋トレをしていない69歳としている69歳では体格、体型が違う。長年筋トレを続けていると毎日10キロ歩いてもそれほど疲れない。体格も逆三角形になる。肉体の変化を見るのが楽しい。
好奇心と本能的な欲求
好奇心は誰にでもあるが、子供のように新しい物、体験する物全てに好奇心を持つことはない。過去の趣味の延長線上に好奇心の芽があるかもしれない。
私は仕事のツールとしてWindows PCではなくChromebookを使っている。毎年、5月、6月頃に新機種が発表され、9月、10月頃に格安キャンペーンが米国アマゾンで行われる。日本では買えないモデルが米国アマゾンで買えるからである。今年はどんなスペックのChromebookが登場するか好奇心の目で待っている。
本能的な欲求として若い女性が履いているタイトなジーンズ姿に見とれている。こんな後ろ姿でヒップの形に見とれている。
白人女性である。白人女性が皆こんなお尻の形をしているということではない。幸運な女性だけである。
結論
シニア女性はおしゃべり相手さえ確保できれば、老後の一人暮らしは寂しくなくなる。シニア男性はそうは行かない。何かに没頭する趣味や活動が必要になる。一人暮らしは独身時代のときに経験しているが、楽しみ方が違ってくる。好きな女性（結婚相手）探しでデートを楽しめない。スポーツを楽しむにしても若い時と同じスポーツができないかもしれない。
自分が楽しめることを知ること。没頭できることを知ること。好奇心で新しいことを探すこと。老後に一人暮らしになったら、この3つの視点で考え、探すことである。