長生きが出来れば良いのか、短命でも充実した人生であったと思えば良いのか、自分の人生で幸せを感じれば、それで良いのだろうか?
65年間の人生を振り返ってみると夢を追う生活に追われていた。何かに迷って立ち止まっていた時はない。無駄な時間を過ごしたというブランクな期間はなかった。年金をもらい始めると食べて行く上での切迫感は消えて行く。今の個人事業も年齢とともに消えて行くのが予測できる。
65歳は、20歳代、30歳代、40歳代の人から見るとシニア、高齢者、老人の分類に入る。若くない。私自身、鏡に映る私の顔を見て年寄りになったと感じる。同世代の人間は、ちょっとづつ、寿命と運命で他界して行っている。70歳から80歳にかけて他界して行くシニアが多くなる。
自分の寿命は分からない。その時にならないと。そんなことを考えると「今を楽しく生きるにはどうしたら良いか?」を考えざるを得ない。
目次
今を楽しく生きるとは?
私の人生は、節目節目に自分の夢を追い求めて行く人生ではないかと思っている。その夢は、この世界での生活をより快適にするためのお金稼ぎにつながっている。生き続けるためのお金がないと自分と家族の人生を楽しませる事が出来ない。
ただ、お金を稼げば良いのではない。苦痛を味わいながら大金を稼ぐよりも楽しみながら小金を稼ぐ生活のほうが人生を楽しめるのではないかと感じている。必要な時に必要なだけのお金が手に入れば、この世界で生きて行ける。
お金を稼ぎ続けないと生きていけない人生に!
お金は、この世界での生活を楽しむためにある。フランス人は、労働はバカンスを楽しむためのお金を稼ぐことにあると言っている。日本人の労働視点は、違う。お金を稼ぎながら仕事を楽しむこと重点を置いている。私たちの世代は、そんな考えを知らずのうちに植え付けられている。
私たちの子供世代は、違うかもしれない。今の日本は、高度成長時代ではなく、成長が滞っている時代である。働けば働いただけ経済的に豊かになる時代ではなくなった。経済格差が激しくなり、富の集中がごく一部の人間に集まってきている。終身雇用制度は崩壊して最初の会社に定年まで働き続ける若者は少なくなっている。
今の若者には仕事をする上で3つの選択
- 兼業をする選択
- 副業をする選択
- 起業する選択
65歳を過ぎたシニアにはどんな選択があるのか?
- パートやアルバイトで小銭稼ぎをする選択
- 再就職先を探し続ける選択(年齢で壁は高い)
- 起業する選択
- 仕事を卒業して暇をつぶす選択
シニアには仕事を続けなければ生活が成り立たない人達がいる。年金収入だけでは生活が出来ない人たちや仕事をしていないと暇に殺されてしまう人たちである。お金がないよりもある方が良い。働けるならばお金を稼ぎ続けたいと思うシニアは多い。時間の問題で体が働くことをできなくする。その時までに稼げるだけ稼ぐという考え方が強い。
どんなに苦しい時でも人生を楽しむには
大きな変化が今の時代に起きている。政治的にも経済的にも環境的にも人口的にもだ。今までの時代とは違った生活環境の変化が起きている。変化を楽しむことが、人生を楽しむことにつながっている時代になる。
大きな変化が起きているときは、常識に拘った生活(保守的な生活)にリスクが多く発生する。時代に置いてきぼりになるリスクだ。変化をチャンスと感じて人生のリスクを積極的にとって生きて行こうとする人は、変化を楽しむ人生を味わえる。
変化は、古い考え方で生活している人たちを置いてきぼりにする。これは確かだ。シニアは、大きな変化に追いつく努力をする必要がある。知らないうちに時代遅れになって行く。そんな自分をある日ある時に気が付く。その時は、既に時遅しの場合が多い。シニアが変化に追い付く過程に「残りの人生の楽しみ方」があると私は思っている。
具体的に何をどうすれば良いのか?
時代の変化を楽しむには意識的に新しい物、イベント、流行、食べ物などを体験することから始まる。お金を稼ぎながら新しい体験を味わいたいならば、バイトサイトで関心がアルバイトの仕事に応募してみる。パソコンとインターネットにアクセスできる環境があるならば、オンライン(ビデオ)会議を試してみる。
新しいと感じることを意識して探し、体験すれば今までの価値観や常識が変わってくる。ドローンを使って自分や家族の撮影を自宅でやってみる。ドローンというマシンがこれから社会に広まって行く理由が理解できるだろう。パソコンは今までWindowsとマックが中心であったが、これからはグーグルのChromebook(クロームブック)というパソコンが広まる。
時代の変化を楽しむには「新しい事を体験する」ことである。
結論
65歳、今を楽しく生きるには時代の変化を楽しむ行動を起こすことである。老いてくると新しいことへの興味を失い過去の価値観と生活スタイルで自分の世界に閉じこもりやすい。新しいことが社会にたくさん起きている。新しい物、出来事、料理、ファッションなどを体験してみると時代の変化に気づく。気付きながらその変化を楽しんでいる自分を見つけるはずだ。
時代の変化を楽しむには「新しい事を体験する」ことである。