高齢者になると何故か新しい人間関係が作れない!

62歳になってふと気が付くことがある。組織を離れて仕事をしていると一人でいる時間が多くなる。一緒に遊ぶ仲間も居なくなる。この辺は個人差があるが、多くは私と同じだろう。遊び仲間を作ろうと思っても子供のように公園に行って遊ぼうよ!と声をかけることもない。

会社という組織や団体から離れると自然と孤立した生活が続く。高齢者が孤独と孤立で悩むのがよく分かる。

週2、3回は顔を合わす仲間が作れれば嬉しい!

一番簡単な方法は、グループで仕事をすることだろう。私のように一人で仕事が完結する職業であると特別な打ち合わせがない限り仲間と一緒に時間を過ごすことがない。ノマドワーカーとして11年目である私の過去を振り返ってみるとお客探しで色々な経営者団体に属した。

新しい団体に属して定期的に参加しているとビジネスとして知り合いになるメンバーが出来る。単なる知り合いだ。知り合い以上の関係になるには、団体での活動以外でお付き合いをする必要がある。意識的にやったことは、団体組織内で勉強会を開催したことだ。

自分主体の勉強会を開催すると「勉強会という大義名分」で個別にコンタクトがしやすくなる。そのコンタクトが頻繁になるとメンバーの人となりを理解できるようになる。単なる知り合いから知人になる。

でも、

仲間や友人問レベルにはならない。ビジネスの延長線での団体活動であるため、共通のビジネスを離れた時点で知らない人になる。これは、多くの場合避けられない。運良く相性が合い、一緒にいるだけで面白い人だという印象をお互いに持てれば、お付き合いは深まる。そんな出会は今までなかったし、今もない。

多分、年老いてくると自分の世界が出来てしまうため敢えてその世界に甘んじてしまうのではないか。自分から進んで新しい人達と関係を作ろうとしないのではないか。

良く言われることは、ビジネスとは全然関係がない趣味の世界に自分の時間を共有する団体に参加することだ。趣味があれば、それも可能かもしれない。

私の趣味は、筋トレであるため一人でいる場合がほとんどだ。

bench press

自分の世界が出来上がってしまうとそれが生活のリズムになってしまう。知らないうちに一人でいる時間が増えてしまう。周りに知らない人がいるだけの環境で一人何かをしているという生活だ。スポーツジムでは、いつも顔を合わすシニアがいるが会話をする間柄ではないし、そんな機会を作ろうともしていない。

ただ、

いつも顔を見かけるという間柄だ。

ノマドワーカーの仕事場としてスターバックスのカフェを使っている。Wi-Fi環境と電源供給、そして、珈琲と若い女子大生アルバイトスタッフが魅力になっている場所だ。ここでもいつも同じ時間帯に顔を見かける常連客がいる。お互いの存在を認識しているが、会話をするということはない。ああ、また来ましたね!という認識だ。

新しい友達、仲間づくりは自らの新しいアクションが求められると思っている。積極的に新しい人達との出会いを楽しもうという意識だ。

今年は、自分の仕事や趣味とは全く関係ない分野の団体に所属して何らかの活動を一緒にしてみたいと思っている。定例会に顔を出して懇親会に参加してお酒をのべば、仲間に成れるのではないか。こう、いつも思っているのだが適当な団体が見つからない!