シニアの残り少ない時間、何に使えば良いのか?

自分の人生を楽しむとはどういうことだろうか。66歳になり会社を卒業して自分の仕事を作り、お金を稼ぎながら年金生活をしている。平日と週末の生活は会社員ほど制約がない。やりたいことをやれる生活になっている。妻の両親の介護経験から足の不自由が普通の生活を駄目にすることが分かる。それ故、健康寿命を伸ばすための筋トレが生活リズムの中で重要になる。

余生を楽しむための基盤は健康である。それも自分で自由に動き回れる体力にある。老化で身体は年齢とともにガタが来る。自家用車と同じで定期的なメンテナンスをやらないと快適なドライブが出来なくなる。60歳を過ぎれば自然に老後の生活を考え始める。生きていられる時間が限られてくるのを肌で感じ始める。

自分の残りの人生は後何年あるのだろうか。平均寿命は80歳だが、果たして80歳まで生きられるだろうかと。今は健康で不自由をしていないが、年齢が75歳近くになると肉体と精神面で老化による悪影響が表面化する。肉体面では歩行障害。精神面では「毎日が日曜日」症候群。

「最低、何歳までは生きて人生を楽しみたい」という希望で残りの人生の楽しみ方を考えるしか無いと思っている。

 

健康寿命と年齢

シニアが知らないと後で困ることがある。

  1. 体の免疫力が毎年落ちて行く
  2. 身体の筋肉量と筋力が毎年1%づつ減って行く
  3. 耐久力が年齢とともに確実に落ちて行く

この3つは健康寿命を伸ばす上で改善する必要がある。身体の老化は身体を自由に動かせるかどうかで決まる。個人差が大きい。90歳を過ぎても元気に走れる老人もいる。一方で70歳で歩行速度が著しく遅くなるシニアもいる。

余生を楽しむには自由に動かせる身体と楽しめることが無いと始まらない。

70歳まで

今66歳のシニアは後4年で70歳を迎える。70歳は自分独自のライフスタイルを始める節目になる。70歳まで働ける環境があるが、体力を維持できなくなり仕事を辞めるシニアが増える。コアになる社会活動がなくなると肉体面と精神面で大きな変化が生まれる。

身体を日常的に動かす活動がなくなり、新陳代謝が衰え始め、生命エネルギーになる食事の量も減ってくる。体を活発に動かさないため使わない筋肉が衰えて減って行く。時間の使い方が狂い始めて生活のリズムが崩れる。社会からの刺激が減少し、新しきことへの好奇心が減退する。

社会とのつながりが減る節目になる70歳までに新しい生活のリズムを60歳代の間に準備する必要がある。基本は健康寿命を伸ばす定期的な筋トレである。老化による筋肉の損失は筋肉の量が多い足腰に来る。筋肉の損失で歩行障害を肌で感じる前に足を鍛える筋トレを生活のリズムに入れることである。

70歳までの時間をやりたいことに使いながら、健康寿命を伸ばす筋トレに時間とお金を投資する。

80歳まで 

枯れてい行くシニアが多くなるので営業バランスの取れた食事をすると同時にタンパク質が多い食べ物を意識して多く摂る生活を送る。好きなことを書き出して一つづつやって行く。暇な時間が多くなるので何かに没頭できる趣味を持つ。70

70歳からは生活のリズムをいかにして作るかがキーになる。働く機会も少なくなり、一緒に遊ぶ友人知人も少なくなる。一人でも楽しめる活動を模索する。NPO団体に所属して社会貢献活動に挑戦したり、自然を相手に菜園を営んだり、全国のローカルフードを食べ歩いたりする。

時間をかけて断捨離をしたり、終活の準備をする。孫がいれば、孫と一緒に遊ぶ時間を増やす。子供の家族との時間を増やして関係を深める。

70歳から80歳になるまで身体的な問題が出やすい。健康に注意した生活をする。何事も早期発見早期治療で免疫力低下で起きる病気に対応する。

90歳過ぎまで

自分の世話が出来なくなる前に老人ホームに入居する。それに必要な費用を事前に用意し、年金と貯蓄で対応できる老人ホームを事前に探しておく。90歳を過ぎれば、いつ他界しても良い精神状態になるかもしれない。

出来るだけ家族に迷惑が行かない生活を心がけて終の棲家で自然に委ねる生活に入る。歯が良ければ食べたいものが食べられる。美味しいものを食べて味を楽しむ生活も良い。

結論 

老後の時間は自分にあった生活のリズムを作り込むことで有効に使えるようになる。その基盤になるのは健康と体力である。免疫力の低下と筋肉量の損失で普通の生活が維持できなくなるリスクを回避するために筋トレを生活習慣に取り入れる。

終の棲家をどこにするかを事前に決めて準備することで老後の不安を軽減する。金銭的な負担で困らないようにするには健康寿命を出来るだけ伸ばす生活習慣を身につけるしか無い。老いれば老いるほど「身体が資本」になる。