老夫婦の両親を介護する選択

子供が両親の介護をする時に最終的にどうするかを考えておく必要がある。両親は年老いていく。自分たちだけで自立した生活が時間の問題で出来なくなる。その時点になった時に子どもたちはどのようなことを事前に考えておかねばならないかを自分なりに考えた。

私たち夫婦は、家内の両親をお世話する義務はない。妻は私の家に嫁いだからだ。・・・とは言っても後方支援という形で家内の両親をサポートする必要はある。長男夫婦は、関西に在住であるのですぐには対応が取れない。自然な形は、長男夫婦が東京の両親宅で生活をすることであるが長男夫婦にも地元で作り上げた生活がある。色々なオプションが考えられる。そんなオプションを自分なりに考えた。

両親を介護する選択

老夫婦の両親にとって理想的な介護生活は、子どもたちと一緒に生活をすることだろう。それが出来ればスムーズな老後介護生活が続けられる。現実は、そう簡単には行かない。子供が結婚した時に両親と一緒の生活が始まっていれば自然な流れで両親のお世話ができる。一番問題なのは、両親が老齢になってから子供と同居することだ。住居が離れているならば、ほとんど無理な相談になる。子供の生活が住んでいる地域で形付けられているからだ。

私達の両親を事例としてどのような介護オプションが可能か考えてみた。

状況は・・・長男夫婦は関西に在住。長女夫婦(私達夫婦)は横浜に在住。老夫婦の両親は東京に在住。母親は、介護ベッド生活で背骨の骨折と足の筋力低下により自力で歩けない。父親は、90歳の高齢で歩くのに多少不自由を味わっている。聴力が低下して聞き取りにくい生活を送っている。

介護する側の都合を優先した介護オプション:上から負担が少ないー>多い順

  1. お父さん+介護ヘルパー朝昼晩+24時間監視介護駆けつけサービスで老夫婦の生活を維持していく。週1回から2回程度、横浜から訪問。月1回ベースで東京にいる孫達3名に老夫婦を訪問させる。
  2. 義母の介護負担が耐えきれなくなった場合は義母を介護施設に預ける。お父さんのお世話は、お父さんが出来ない部分だけ介護ヘルパーに任せる。週1回程度、横浜から訪問。お父さんは何も病気を持っていないので炊事、洗濯、掃除の負担を和らげれば自立が可能。
  3. お父さんが長男がいる関西に引っ越して生活を始める。
  4. お父さんが東京の自宅を売って介護施設に引っ越す
  5. 長男夫婦が東京のお父さん宅に引っ越す

介護施設への引っ越しは、時間とお金が凄くかかるので事前に場所選定と費用の見積もりをする必要がある。この作業は、時間の問題で現実化する。

現在の時点では、お父さん+介護ヘルパー朝昼晩+24時間監視介護駆けつけサービスで老夫婦の生活を維持していく計画である。義母の骨折が回復するまで1年以上かかる。回復状態が良くなれば、徐々に介護サービスを減らすことも可能になる。義母が自力で動けるようになればだいぶ楽になる。来年からオプション(1)を実施していくことになるだろう。今年いっぱいは、様子見として私たち夫婦が常駐して老夫婦をお世話することになる。