2月中旬から今年の確定申告が始まる。今週中に青色申告専用のソフトに経費をすべてインプットしなければならない。個人事業主であるので2日間あればインプットされていない経費をすべて終えられる。確定申告書は、青色申告専用のソフトに印刷させればすぐに出来上がる。
問題は、事業売上が1000万円を越えないようにすることだ。個人事業主にとって売上が1000万円以上になると消費税と個人事業税が発生する。出来るだけ余分な税金は支払いたくない。若い時と違ってお金をたくさんいらない。老後の生活が余裕で過ごせる収入が確保できればそれでよい。
中途半端に売上が1000万円以上にすると実入りの収入が減ることになるからだ。どうせ、売上が1000万円を越えるならば、2000万円以上にしたい。
ただ、
そのために仕事に追われるならば2000万円なんてほしくない!老後は、年金収入もあるので事業売上は1000万円以下で丁度良い。
シニアの個人事業主は売上1000万円以下に抑えて余計な税を逃れるべし!
シニアの個人事業主は若者の起業家のようにお金の亡者になってはいけない。65歳を過ぎれば年金収入が入ってくる。個人事業の売上はその足しになるくらいがちょうど良いと私は思っている。
成金のような生活は人生をだめにする。今のような普通の生活が維持出来るだけでよい。老いてくるとほしいものが段々と少なくなってくる。お金を使わなくても自分の生活は回り始める。若い時は、お金に使われていたがシニアになってからはお金を使う立場になりたい。
つまり、
お金をコントロールしてお金、お金と踊らせられないようにすることだ。
売上が1000万円以上になると税制面で面倒!
消費税は、売上が1000万円以上になった時点で発生する。個人事業税は、課税所得金額が控除金額290万円を越えると残金に税率5%が発生する。
(収入 − 必要経費 − 専従者給与等 − 事業主控除290万円)× 税率5% = 個人事業税
毎月の純利益が24万円を越えなければ個人事業税は発生しない。会社員の給与で例えるならば、手取り月収24万円以下であれば良い。年金受給者であれば、24万円+月々の年金収入となる。仮に年金月額が20万円であれば、44万円の手取り収入となる。
44万円の収入があれば、夫婦二人の生活は余裕だ。35万円から40万円ぐらいあれば丁度良い。それ以上お金があっても使うものがない。お金を貯めればよいが、お金は使わなければ役に立たない。いつ、神様に呼び出されるか分からないからだ。必要以上のお金を求めると普通の生活のリズムが狂う。
理想は収める税金が所得税と住民税、そして、固定資産税だけ!
税金の支払いは、この3つで十分。
- 所得税
- 住民税
- 固定資産税
これ以外に支払いが発生するのは、国民健康保険料だ。これも所得が多くなるとどんどん上がっていく。
ビジネスで売上が増えていくならば、仕事の量を減らしてコントロールするしか無い。若い時と違って大きな出費は体が動けなくなった時の老人ホーム費用しか無い。上手くコントロールできないほどお金が入ってくるならば、もう、仕方なく消費税と個人事業税を支払うしか無い。
節税目的で個人事業主が会社を設立するが私は会社をたたんで個人事業主になったので同じことをやりたくない。そこまでお金に囚われたくない。そこそこの生活が出来ればそれでよい。
欲を出すと税金は多く取られ、仕事が忙しくなる!
起業してビジネスが上手く回り、お金が期待以上に入ってくると欲が出てくる。その欲で私は、後悔した。お金は魔物。欲は人間の理性を曲げてしまう。お金に自分の心をコントロールされない。今は、それが私の基本ルールになっている。
普通の生活で少し経済的に余裕があれば、幸せはシニア夫婦にやってくる。求め過ぎはいつも人間の生活をだめにする。老後の生活は、自分の幸せを自分で組み立てることだ。その要素としてお金はナンバーワンではない。
欲を出すと売上は増えるが仕事でストレスも増え、肉体も疲労する。自分のペースで仕事が出来なくなる。仕事に使われる。本末転倒だ。私は、お金と仕事の量を程々にして自分のペースで老後を過ごしたい。欲はそれを邪魔する。
この記事「個人事業主と確定申告、消費税と個人事業税」のポイントは、
- 個人事業主ならば、もう、確定申告書を提出するための下準備をしているはずだ。売上が1000万円を越えると消費税と個人事業税が発生する。
- やり方によっては、個人事業税は経費を増やして290万円以下の課税所得にすれば良い。
- シニアの個人事業主はお金の欲を上手くコントロールすることが重要だ。