就職先は自分で作るという選択肢(不安定な社会での生き方)

定年後仕事をハローワークで探す人が多い。再就職できる仕事先がきっと見つかるのではないかとかすかな期待をするが現実は厳しい。60歳を過ぎると会社は色眼鏡でシニアを見る。応募者の経歴や能力よりも会社にとって一番都合の良い人材を優先する。

応募者は自分にとって一番都合の良い条件を期待して応募しているが、現実は違っている場合が多い。売り言葉に買い言葉だ。再就職先を正攻法で見つけるのは、自分にとって相当不利な条件でないと見つからない。これが現実であり、雇用する側の都合が優先される。これが定年退職後に直面する就職環境であり、正常な社会を反映している。

もし、自分が望むような好条件で人材を採用していたら、リスクが高いと判断すべきだ。うまい話は、いつの世も騙しの常套手段だ。そんな就職先はインターネットでちょっと調べてみれば、直ぐに悪評や裏が見えてくる。

最後の選択肢は起業しかない(他人に頼れなければ自分に頼る)

仕事を自分で作ると言ってもどの様にして作るのか分からないという声が直ぐに聞こえてくる。確かに自分に都合の良い仕事はすぐには作れない。試行錯誤を繰り返し、リスクを積極的に取らなければ、お金を稼ぐ仕事は生まれてこない。これは当たり前である。

挑戦する人と諦める人が出てくる

諦める人は自分の可能性に背を向かせる人生を送ることになる。挑戦する人は50%の成功するチャンスを手にする。やってみないとわからないという確率である。人生では100%確実に上手く行くことはない。人生はいつも不確定の中で動いている。

自分にとって都合の良い仕事をしたいと求めれば、自分にとって都合の良い仕事はどのような仕事なのかをイメージしてみる。得意とする分野で起業するイメージなのか、好きな趣味の分野でお金稼ぎに挑戦してみたいのか、どのような仕事をしてお金を稼ぎ出したいのかをイメージすることから始まる。

せービス業での起業が一番金銭的なリスクが低い

起業する上で一番金銭的なリスクが少ないやり方は、サービス業で起業することだ。決して多額なお金が先に出ていかないビジネスで始めないとシニア起業はリスクが高い。 サービス業の分野で自分の都合を優先するお金の稼ぎ方をイメージしてみること。

第三者が作ったビジネスモデルに乗っかって始めるビジネスはバカを見る場合が多い。餌にされているからだ。自分が考え出したサービス業でなければ、自分の都合を優先出来ない。 

最初の一歩はシニアがどのようなビジネスで起業しようとしているかを知ることである。参考になる情報を集めて自分がやりたいビジネスのイメージを作り込む。

情報収集で参考になる所

起業・経営支援の銀座セカンドライフ株式会社がある。この会社では、こんな無料サービスをしている。以下はサンプル内容。

□1 《東京都・無料》創業セミナー/事業計画書作成支援セミナー
   東京都認定の地域創業アドバイザーとして、弊社が開催します。
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■第1回『創業セミナー』 新宿開催
最近の起業動向、起業の流れの他、起業アイデアの発見方法等をお話しします。


■第2回『事業計画書作成支援セミナー』 新宿開催
サービスを明確にし、事業計画書を作成するために必要なポイントをお話します。

これ以外に各都道府県で開催される創業支援の無料セミナーに参加して情報収集をして調べてみると良い。まずは、同年輩のシニアがどのようなビジネスで起業しようとしているかを理解して、自分が始められるビジネスモデルを考えることだ。

結論

  • 起業に挑戦する人は50%以上の確率で成功する、諦めないで追求すれば。
  • 先行投資を要求するビジネスはシニアに向かない。サービス業ならば先行投資のリスクは低い。
  • シニアがどのようなビジネスで起業しようとしているかの情報を集めるのが第一歩である

起業はいつも一人である。複数人でチームを組んでやる方法もあるが、お互いに頼り合うと必ず失敗する。原則、一人で全責任をもって推し進めることを助言する。