老人のゲートボールの魅力と排他性

スタバの仕事場に歩いて行く途中、公園で老人グループがゲートボールをやっていた。私はゲートボールの経験がないがゴルフをしない老人のための簡易ゴルフのような遊びであると思っている。一時期は、ゲートボールがニュースにも登場していたが今はゲートボール人口も減少してきているようだ。

ゲートボールは、老人にとってこんなメリットがある。

  1. 太陽の下で体を動かす運動
  2. 他の老人たちとの会話や交流の促進
  3. 孤独と暇から逃れる機会

だが、

老人クラブと類似な下記のような嫌な面が生まれている。同時に世代の違いも反映され始めている。

老人クラブとゲートボール人口の衰退の原因は・・・

老人クラブやゲートボールには、必ず、親分的な人がいて縦社会を作っている。仕切り屋も多い。ゲートボールに参加したくてもメンバーの紹介なしには参加できない排他性が存在する。ある意味では、仲の良いいつもの仲間がゲートボールのグループになっているのだ。

第三者が入りたいと言っても入りにくい雰囲気がある。仮にグループに入っても新参者と言うラベルで上から目線がある。仕切り屋は和やかなムードを壊す。そんな環境に我慢ができなくなってゲートボールチームを去る老人がいる。

ゲートボールのチームメンバーの年齢も高齢化して80歳以上の老人たちが多い。60歳、70歳代のシニアは、ゲートボールよりももっと魅力的なスポーツを楽しんでいるからだ。最近の健康ブームでスポーツジムが人気だ。筋トレに励んでいる老人が増えている。

ここに老人クラブとゲートボールの人口が衰退している理由を述べている記事がある。参考にしてもらいたい。

浮上する「老人クラブ」の「高齢化問題」

仕切りたがる「オレ様」急増で衰退か ゲートボール人口が減少している

80歳を過ぎた老人たちが外に出て楽しむ遊びがあるという事は精神衛生上凄く良いと思う。私が80歳で自宅に一人何もしないで生活をしているならば、外に出て何かをしたいという感じになる。何をするかが見えてくれば、そして、その何かを紹介してくれる人がいれば、積極的に試すだろう。

私の世代(現在63歳)は、老人クラブやゲートボールに関心を持っていない気がする。身近に感じないからだ。同時に老人クラブやゲートボール以外のオプションが沢山ある。個人主義の生活を送ってきた世代なので昔的な上下関係がきつい組織に合わない。老人クラブやゲートボールと言う言葉も古臭い

今の60歳代のシニアは、もっと普通のスポーツや遊びに関心を持っているし、上下関係がない緩やかな交流を求めている。グループ活動よりも個人活動だ。ウォーキングクラブが70歳以上の老人の間で人気がある。健康を意識しながら知らない人たちとの交流が広がるからだ。

ゲートボールは仲良し仲間が遊ぶゲームという位置づけで徐々に消えていくのではないだろうか。

この記事「老人のゲートボールの魅力と排他性」のポイントは、