69歳の誕生日を迎えたシニア男性は老後に何を望む?

69歳の誕生日を迎えた。社会人に成った子どもたちからLINEで「誕生日、おめでとう!」と来て自分の誕生日であることに気がついた。子どもたちからは、誕生日プレゼントを頂いた。妻からは、私が大好きな「妻が作ったカレーライス」を頂いた。自分から自分へのご褒美は形になる物では無い。また1歳歳を食ってしまったという諦めの心地だけが残る。

69歳の年はどんな年になって行くのだろうか。正月元旦に能登半島で大地震があり、その翌日に羽田空港で飛行機事故が起きた。幸先の良い出だしではない。何か良い事があっただろうか。ニュース媒体は嬉しいことよりも悪い、悲しい事件を報道する。

私事で良いことはこんな事。

  1. 1月5日に献血をしてその結果が良かった。血液検査のすべての項目で問題がなかったこと。
  2. 妻が探して買いたかったバッグが見つかり、それを購入できたこと。
  3. 年末から今日まで適正体重を維持できていること。
  4. Star Trek: Strange New Worldの米国SFドラムシリーズをWOWOオンディマンドで見れたこと。

多くはない。将来的に見えていることは悪いことしか無い。緑内障が時間とともに悪くなって視野が狭まっている。既に右目の焦点で文字が読めない。今は左目で文字を読んでいる。五感機能は衰えていく。食事をすると鼻水が出る。これも老人が味わう老化現象である。

老いることは神様から借りた肉体が徐々にガタが来ることである。運が悪ければ、寿命をまっとうする。老いて行く老後の生活はバラ色ではないことは確かである。それをバラ色にするには意識して体を鍛えて健康を維持しながら好きな事、楽しい事をやることである。

期待する事は健康が一番

頭の中にはこんな思いがある。

  1. 老人ホームに入居する時期を遅らせるために普通の生活が出来る健康体を維持する
  2. 私が経験するシニアの老後生活の情報が他のシニアたちに役に立つこと
  3. 新しい趣味の同好会で新しい仲間が作れること
  4. 筋トレに励む
  5. ブログの広告収入がビジネスレベルまで伸びること

シニアの老後は人それぞれ違った老後になる。生きて行く道がその人だけの道になる。隣に誰かが一緒にいて歩いてくれることはない。まだ見ぬ白い道に自分の足で足跡を付けて行く。老後の生活は死ぬために生きて行く生活になる。

シニアにとって「健康」は死活問題になる

健康を維持できれば、家族にも社会にも負担をかけることはない。お金が少なくても健康であれば、お金を作ることが出来る。60歳代の内に「健康貯金」をやり始めるべきだ。

生命保険や医療保険にお金を使うならば、そのお金を運動習慣を作ることに使ったほうが効果がある。

歳を取る毎に体は老化して行く。免疫力も筋肉も新陳代謝も全て低下する。老化を遅らせるには定期的な運動をするしかない。自分の体を自由に動かせる体が有ってこそ、老後の生活が成り立つ。定期的な運動、特に筋トレ、は成長ホルモンを分泌させる。成長ホルモンは免疫力を強化する。エイズの患者が筋トレをしている理由は免疫力を強化することでエイズの進行を遅らせるためである。

生命保険や医療保険は自分の健康に100%貢献しない。健康を害してからの対応策になる。シニアが求めるのは健康予防策である。これがしっかりできていれば病気にならない。私はこんな事をやっている。

  • 週2回スポーツジムで筋トレをする
  • タンパク質の多い食事と食事で取りにくいミネラルやビタミンを意識して接種する
  • 身体の状態をモニターできるFitbit腕時計とスマポアプリを活用している
  • 体調が悪い時に常用するハーブサプリメント「エキナセア」とアセトアミノフェンのタイレノールを飲む
  • 年3回の献血で血液検査と年1回の人間ドック
  • 週末を夫婦で公園巡りして8キロから10キロを歩く
  • 加工された食べ物(色々な化学添加物が使われている食べ物)よりも自然な食物を意識して食べる
  • 酒、タバコ、ギャンブルはしない
  • 珈琲はいつもブラック。ソフトドリンクは糖分が少ないドリンク、または、お茶やミネラル水
  • 1日の活動に必要なカロリー数を超えない食事をする(食べ過ぎない)

老人ホームのためにお金を貯めるのは良いが、お金が少なければ普通の生活が自宅で出来る健康体になることである。足腰の筋肉量が減って、歩行障害になると介護費用の発生や老人ホームへの入居が早まる。80歳、90歳まで健康体を維持できれば老人ホームへの入居時期を遅く出来る。結果として、老人ホーム費用は少なくなる。

筋トレが健康予防策

私は週2回筋トレをやっている。その効果はすごい。風邪は引かない。若く見られる。69歳の体格に周りの人が驚くほど、筋トレ効果が体格に現れる。食欲旺盛。血圧、血糖値、体重、便秘などで問題がない。定期的に運動をしているためか肌が綺麗である。老廃物や油が顔の肌に堆積していない。

筋トレを意識して習慣化しないと体の筋肉量と体力は確実に落ちて行く。老人は若い人ほど活発に体を動かさない生活になる。その結果、筋肉はその生活に適応しようと使わない筋肉を削いでいく。

引用先 厚生労働省 ガイドラインの認知と身体活動(案)厚生労働省 ガイドラインの認知と身体活動(案)

参考資料:佐川スポーツ財団 筋トレ人口 2022年の20歳以上の筋トレ人口(実施人口)は1,640万人、男性:941万人、女性:688万人

健康を意識したシニアが筋トレに励み始めている事がこのチートから読み取れる。働くことをやめて体を動かす機会が少なくなったシニアは体重を増やしながら、体の筋肉量が減らして行く。年齢が75歳前後になると運動習慣がないシニアは歩行障害を発症する。足腰の筋トレを習慣化したシニアはこの問題を回避できる。

健康のことを意識し始めると・・・

海外でも60歳を過ぎると引退した生活を送る人たちが今までの生活習慣を見直す事を始める。その中で一番多いのが、食べるもの。健康に良い食べ物を意識して食卓メニューにする。ジャンクフードと呼ばれるファストフードを避けて自然の形を維持しているサラダや肉料理に注目する。

私は加工された冷凍食やファストフード店のハンバーガーなどは食べないでいる。目で見て姿形が変わっていない食べ物を選択している。間食もあまりしない。お菓子類は特に色々な化学添加物が添加されているので食べるのを控えている。

タンパク質の多い肉類、魚類、豆類を意識しながら緑黄色野菜を積極的に食べている。筋トレをしているのでいつもお腹が空く。粗食は我が家ではありえない。妻も私につられて良く食べる。食欲は生命エネルギーの源泉になる。義父98歳や義母94歳は良く食べる。老人ホームで提供される食事を完食している。

我が家では旬の果物を絶やさない。ダイニングテーブルにはいつでも食べられる果物が置かれている。スーパーマーケットで98円のバナナが売られていれば少し多めに買う。みかんも同様。夕食後のデザートはいつも果物になる。

意識してブラックコーヒーを飲む

ブラックコーヒーには、次のような健康効果が期待できるとグーグルの生成AIは回答している。

  • クロロゲン酸による抗酸化作用で、シミの予防やアンチエイジング効果が期待できる
  • 肝臓での脂質代謝を活性化させるため、脂肪が燃えやすい体作りに効果的
    カフェインの作用で「脂肪燃焼効果」が期待できる
  • 心筋梗塞や脳卒中などによる死亡リスクの低下、2型糖尿病を発症するリスクの低下などの報告もある
  • 高血圧を予防できる
  • 肝疾患、最終的には肝臓がんのリスクを軽減する可能性がある
  • パーキンソン病のような神経が収縮する疾患のリスクを軽減する可能性がある
  • あらゆる原因による死亡率を下げる可能性がある

私は朝食時に1杯、午前中のカフェで一杯、午後のカフェで一杯、1日に三杯ブラックコーヒーを飲んでいる。口に入れるものは生命エネルギーになる。体に害になる食べ物は意識して避けたい。体にとってプラスになるものは積極的に取る。

最後に体を意識して活発に使う、動かす

体を楽にさせる生活を続けると確実に自分の体を動かせなくなる。シニアが病気で1週間入院すると歩行障害が起こり、歩行のリハビリをする必要が出てくる。若者の体と違ってシニアの体は使わないと弱体化しやすい。

結論 

老後の生活を楽しむ基盤はお金以上に大切な健康な体である。健康な体を維持するにはどうしたら良いかを考える年齢が60歳過ぎになる。老化で今まで出来ていたことが出来なくなる。体に何か異変が起きる。食事時に鼻水が出始める。朝起きる時に腰が痛くなったり、足がつったりする。そんな体調不良を経験するシニアは自然と健康を意識し始める。

69歳は70歳以降の老化した体の生活を予測して何らかの対策を打てる最後の年になる。良く聞く話は70歳を過ぎると何故か突然体が言う事を聞かなくなるということである。免疫力や体力が知らないうちに落ちていることに気が付き始める。

70歳から10年は健康で居られるかどうかの節目の10年になる。