75歳以降の日常生活動作(Activity of Daily Living)能力が落ちると死に向かう

亡き義父は93歳のとき、日常生活動作が出来ているが足の筋力の衰えで行動範囲が自宅内に限定されていた。

日常生活動作とは、人が日常生活において繰り返す基本的かつ具体的な活動のことであり、主に食事、排泄、整容(着替え、洗面、歯みがき、整髪など)、移動、入浴など基本的な行為、動作を言うウキペディアに記載されている。

老人になると今出来ている日常生活動作が出来なくなる。普通の生活が出来ている人には、この感覚は理解しがたい。言葉で言われても実体験がないため、良く分からない。当たり前に出来る事がなぜ老人は出来なくなるのかが理解していないからだ。

75歳以降にADL(日常生活動作)が低下し始める老人が多い。加齢による筋肉の衰えで自分の体を上手くコントロールできなくなる。体のバランス感覚が鈍り、脚力も弱くなり、歩くとヨロヨロする。昨日、スポーツジムで筋トレをしていたら別室で無料フレイル健康検査をやっていた。担当のスタッフ女性が暇そうにしていたのでちょっとのぞいてみたら、強引に検査を受けてみないかと誘われた。可愛い若い女性であったので一度やってみるかと思い、やってみた。筋肉量の低下

60歳から運動習慣が老後の生活を助ける

フレイルとは、加齢などで心身の活力が低下し、病気やストレスに対する抵抗力が弱まり、要介護状態になりやすい「健康」と「要介護」の中間段階のことで、「虚弱」を意味する。体力低下、疲れやすさ、外出頻度の減少、口の機能低下などが見られ、早期に気づき栄養・運動・社会参加の対策をすれば改善・予防可能で、健康寿命を延ばす鍵となる。

私が受けた体力測定項目

フレイル体力測定項目

結果から言って、私の体力は現在の年齢70歳から10歳若い60歳という結果であった。フレイル候補者ならば、年齢以上になっているはず。これも定期的な筋トレ効果である。

社会で働き続けているシニアならば、確実にフレイルではないし実年齢よりも若く評価されると思う。日常生活で体を動かし続け、不自由のない生活をしているからだ。

問題は自分の筋力や体力が落ちているという気付きがないシニアである。老いたからこれが当然と思っていると確実に自分の余命を縮めることになる。最低でもADL日常生活動作で問題がない体にしておくことである。

ADL(日常生活動作)を維持するためには

自分の体を自由自在に動かす筋力が必要である。それを維持するには、バランスが取れた食生活と定期的な運動習慣しかない。

体の筋力低下がADLに直接影響する。特に足の筋力低下は致命的である。自分の足で動ける、動けないで生活が一変する。93歳時の亡き義父の足が普通に動かせるようになれば、好きな場所に彼は行く事が出来た。バス、電車を使って遠出も出来るようになる。

足の筋力低下は、一度腰を下ろすと立ち上がるのに大変苦労する。どこかに捕まって手に力を入れて立ち上がるしかない。スクワット運動を推奨する理由がここにある。座って立ち上がる足の筋力をつける役に立つ運動だからである。

老人が死の階段を上り始めるきっかけは

足の筋力低下で転倒し、骨折して、ベッド生活を送り始める事から始まる。老人が一度ベッド生活になると足の筋力がますます低下して筋力を回復するまで長い時間を要するようになる。多くの老人は、リハビリで回復が難しくなり体力を失い始める。体を動かさない生活が続くと食欲が無くなり、必要な栄養が取れなくなる。

こうなると完全にADLどころではなくなる老人であればあるほど一度ベッド生活になればなるほど時間の問題で他界する路線に踏み込む。

ADLは老人にとって維持しなければならない前線である。多分、健康寿命の年齢はADLで判断されるのではないか。

筋力維持は健康寿命に通じる

老人にとって体の筋力維持は健康寿命の維持にあたる。このことを認識していない75歳以降の高齢者が多い。ADLの問題を抱えて初めて真剣に体の筋力維持に注目し始める。私の世代は体がまだ若いので、意識して運動習慣を身に付けないと75歳以降にADLで問題を起こす可能性が高い。

筋肉を鍛えるタイミングは若ければ若いほど効果がある。75歳以降に筋トレをするよりも60歳代に筋トレをした方が苦痛も少なく、目に見える形で体に効果が現れやすい。私がなぜ筋トレ、筋トレとブログで書いているのはこんな理由があるからだ。

結論

見かけだけの若さはすぐにほころびが出る。筋力の衰えは体の動きに出る。見栄えで若く見せても動きを見れば老いた老人とわかる。70歳代のシニアの動作を観察してほしい。個人差があるのがすぐに分かる。歩く速度や歩幅、手の動きなどを見れば、若さがわかる。

ADL日常生活動作が維持できるか、出来ないかで介護補助が必要か、必要でないかが決まる。自立した生活を自宅でしたければ、自分の体の筋力を高める運動を始め、続けることである。

 

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