ジャンバー姿のシニア男性が目立つ昼間の横浜地下商店街

横浜の街中を歩くことが多い私の目には、ジャンパー姿のシニア男性たちがいたる場所で映る。 長い間着続けたスーツという制服から解放された姿なのだろう。色も地味だ。昔から西洋では、歳を取れば取るほど目立つ原色の洋服を着る傾向がある。

多分、目立つ色の中に若さに通じる要素があるのだろう。明るい色の洋服は、若さを感じる。後は、それをどのように着こなすかだけだ。 

同じ洋服でもその人の着こなしで印象は大分変わる!

昼間の横浜の地下商店街は、グレーパワーの人たちで一杯だ。シニアが元気に歩き回っている。男女区別なく元気に自由な時間を楽しんでいるかのように見える。ちょっと、カフェに入れば70%以上のお客さんが高齢者たちだ。カフェは、時間帯でお客の年齢層が変わる。

夕方からは、高校生、大学生、帰宅帰りの社会人で埋まる。ランチタイムは、OLと社会人で一時的に満席になる。シニアたちは、午後14時から16時頃にカフェを占領する。

カフェで仕事をする私は、カフェに出入りする客層の時間別変遷が分かる。

ジャンパー姿のシニア男性たちは、午後活動する。リュックサックを背負いながらウォーキングシューズで軽快に歩いている。時々、杖をついてリハビリを兼ねてゆっくり歩いている老人たちも見かける。

シニア男性のファッションは、3点セットに見える。

  • ジャンパー
  • リュックサック
  • ウォーキングシューズ

シニア女性のファッションは、派手な洋服と言うよりも地味なファッションが多い。如何にも私は老人ですといった印象を与える。時々、ハッと思うような着こなしのシニア女性を見かける。ファッションはその人の生活の価値観を表現する

3点セットの姿でも着ているジャンパーによって印象も変わってくる。若さを印象づける目立つ色であるか、シニアが好む地味な色かだ。地味な色とは、グレー、紺、薄茶色など目立たない色だ。面白いのは、ウォーキングシューズのデザインと色だ。着ている地味な洋服とマッチングしていない。ウォーキングシューズだけが目立っている

リュックサックも品があるブランド物から一般的な物まで多種多彩なリュックサックを使っている。こればかりはその人の好みだろう。

シニア男性の印象を変えるには、オシャレを意識するしかない。老人だから外見を気にしなくても良いという物ではない。元気よく外を歩き回るならば、色々な人の目に触れるので良い印象を与えるファッションが良いだろう。年寄りほどファッションを意識した生活を楽しむべきだ。

時には、スーツ姿でも良いと思う。昔の気分を味わうためにスーツ姿で外出する。いつもラフでカジュアルなファッションは締まりがない。シニア男性は、外見を気にしなくなる傾向が強いのでその逆を意識すべきだ。体は老人でも若さをファッションで表現する。

ファッションは、女性だけの物ではない。若者だけでもない。シニアだってファッションを楽しむ権利がある。