誰もが考える老後の生活。一体、老後の生活でどれぐらいのお金が必要なのか。この疑問は誰もが持っている。いくらお金を貯めれば安心なのか。個人差がある。その人の生活スタイルで使う出て行くお金が違う。
その前に自分が何歳まで生きられるかである。これも分からない。こうなると自分は、何歳まで生きると決めてお金を貯える必要がある。男性の平均寿命は83歳、女性は、88歳ぐらい。平均以上に生きられれば、ラッキー。取り敢えず、平均寿命まで生きて行くという仮定でお金を貯める。
お金を貯めるには2つの方法がある。一つは誰でもが始める節約生活で出て行くお金を少なくして節約したお金を貯める方法。2つ目は働いてお金を貯めるである。働いてお金を貯める上で一つ大きな問題がある。年齢で仕事が見つからないこと。雇われて働く上で年齢が大きな壁になる。年齢制限がない雇用先を探せるかどうかである。
お金を稼げれば老後の生活不安は消える
70歳を境に仕事を辞めるシニアと続けるシニアに分かれる。70歳代になると体が労働について行けなくなる。体力の衰え、生活習慣病の発症、新しい事を覚えられないなど仕事をする上で困る問題が生まれる。
70歳で引退生活に入れるシニアは幸せである。経済的に大きな問題を抱えていない。年金収入だけで食べていける。70歳を過ぎても働き続けなければ生きていけないシニアは「体が資本」になる。そうなる前までにある程度のお金を貯めておかないと老後は地獄になる。
60歳から70歳までに老後の生活資金を貯める
節約してお金を貯めても貯める金額は微々たるもの。お金を稼ぐか、お金を増やすかのどちらかに集中しないとお金は増えていかない。
60歳から65歳までは探せば働く口は見つかる。アルバイトでもパートでも派遣でも探せば見つかる年齢である。65歳から70歳までは正攻法で探しても年齢で面接まで行かない場合が多い。書類審査の壁で年齢が問題になる。こうなると自分の人脈を使ってビジネスをやっている知人や友人にお願いするしかない。そのような人間関係が出来ている人は助かる。
最終的に多くのシニアはアルバイト・パートの仕事に落ち着くのが大半である。70歳以上の人はどうなるのか。肉体的に問題がなく、普通の労働ができるシニアならばアルバイト・パートの仕事は見つかる。但し、自分の好みや都合は優先されない。提供された仕事を取るか、取らないかになる。
70歳以降の生活を経済的に安定させるには70歳までにお金を稼げるだけ稼ぎ貯蓄することである。働き続けられる機会があるならば、働けるまで働くことである。
肉体労働が出来ないシニアは知的生産の仕事をする
労働の時間売りが体力的に出来ないシニアがいる。そんなシニアは頭を使った仕事を探すことになる。インターネットで行う仕事は頭を使う仕事が多い。多くの仕事は成果で評価される。そのため年齢、性別、場所、学歴などで左右されない。必要なのはお客様が求めることを提供できることである。それがインターネット経由で行われる。
どんな仕事があるか。
- 自分の得意分野、専門分野でコンサルティングサービスをする
- テクニカル翻訳、製品のマニュアル制作
- デザイン、イラスト作成サービス
- 在宅コールセンター業務
- IT(サイト制作、プログラミング、トラブル対応業務など)
基本的なスキルはパソコン、スマホ、インターネットの知識があり、使い慣れていること。其上で専門分野やスキルを有していることになる。多くのシニアはそんなスキルや専門分野はないという。もっと普通のシニアができることはないか。
そんな仕事を探したい人はこちらのサイトを調べるとヒントが見つかる。
ココナラはビジネスからプライベート利用まで個人のスキルを気軽に売り買いできる日本最大級のスキルマーケット。
知恵とアイデアでビジネスを作り出す
好奇心、自分の人生経験、独創的なアイデア、地道な努力で新しいビジネスを作り出す。頭でお金を稼ぐには他人が気がついていない市場ニーズを見つけることが出発点になる。
他人が気がついていない市場ニーズは身近のところに隠れている。出版された本を読んでも駄目。自分が気がついて本当にそんなニーズが有るのかを自分で確認しなければならない。世間の常識で物事を判断しない。非常識の視点で身の回りで起きている現象を観察して何を人々は求めているのかを探る。
自分が困っていることをリストしてみる。困っていることを解決できればそれがサービスとして成り立つ。同じような問題を抱えている人たちが存在しているからだ。
70歳を過ぎてから野菜作りをして直売所で販売する人達もいる。一人でやらないでグループでやれば、それなりの規模になる。
結論
健康寿命は72歳。健康で普通の生活が出来ているシニアならば、働ける体を維持できる年齢までお金を稼げる。自営業者はサラリーマンとは違って厚生年金を頂けないので今のビジネスを死ぬまで続けるしかない。健康であれば年齢制限がなくお金を稼げて貯められる。
節約生活から生み出すお金では貯める金額が大きくない。苦痛を感じない程度の節約をしながら働いてお金を稼ぎ続けることが一番良い。肉体労働ができなくなったら、インターネット経由でできる仕事でお金を稼ぐことである。
その意味合いでパソコンとインターネット知識はこれからの70歳以上のシニアにとって必須になる。