「憩いの場所」としてのイートインスペースはシニアにとって役に立っているのだろうか?

老人が毎朝かならず行く場所がある。食料の買い出しをするために行く近くのスーパーマーケットやコンビニ店だ。最近、コンビニ店にイートインスペースが設けられている。高齢者が多い住宅地域では、コンビニ店のイートインスペースが老人たちの憩いの場所になっている。

この傾向が、広めのスーパーマーケット店でも始まっている。高齢化社会が広がると消費者としての高齢者層を無視できなくなる。イートインスペースに集まった高齢者に対して色々なサービスを提供できる機会が生まれる。スーパーマーケットが食品だけを販売する時代でなくなる日が近い。

この傾向は、コンビニ店、スーパーマーケット店だけに留まらずに消費される日常製品を販売するドラッグストアーにも波及するかもしれない。高齢者市場でビジネスをするには、高齢者たちを集める仕組みが必要だからだ。それが、「憩いの場所」としてのイートインスペースだ。

老人たちの憩いの場所作りで何が満たされれば良いのか?

青春の1ページを思い出させる1987年コカ・コーラCMは記憶を蘇らせる

34年前の自分を思い出させてくれるテレビのコカ・コーラCMをYouTubeで見た。何とも言えない若き頃の自分をコカ・コーラCMを見て思い出す。コカ・コーラCMは、誰が見ても若者文化を象徴している。時代を反映したCMになっている。このCMに登場するモデルの女性が誰なのか分からないが、凄く魅力的だ。

2017年のテレビCMでコカ・コーラCMはもう見る事が無い。頻繁に見るのは、スマホで楽しむゲームアプリの宣伝CMだ。1987年と2017年では、テレビのCMがこんなに違う事が分かる。今の若者は、この青春たっぷりのCMを見た事が無いだろう!!

I Feel Cokeで始まる青春CM~34年前

老健施設に入居している義母に面会訪問

1週間や2週間に一度、家内の母親が入居している老健施設に義父を連れて訪問している。義母は、老健施設で順調に体力を回復している。訪問する度に元気に老健施設での生活を楽しんでいる印象を受ける。

家内の両親は、まだ、健在であるが高齢だ。義父は、91歳で自宅で一人生活をしている。家内は週一度実家に帰り、義父の身の回りの世話をする。掃除、洗濯、買い物、郵便物の内容チェックと事務処理など義父が出来ない事を代わりにやっている。91歳の義父は、足の筋肉が衰えて歩くのがしんどくなっている。

自宅の掃除はもうやれない。洗濯も洗濯機で洗えても物干しざおに干す事が出来ない。小物の衣類は、リビングルームに簡易物干し道具で干すぐらいだ。91歳で一人生活を過ごす義父には、いつも、驚かされる。普通の家庭ならば、91歳の老人が一人で生活するのは難しいはずだ。彼の友人や知人はほとんどが有料介護付き老人ホームに入っている。

自分の妻と別れて一人生活は寂しい。1週間に一度は、彼の妻に会わせたいという気持ちで出来るだけ頻繁に義父を連れて老健施設に連れて行く。

老健施設に適応し、自覚をもってリハビリ生活を送っている義母

シニアは自分の活動場所を決め人生を楽しむ

私の知人は自分の時間を上手く使っている。趣味とボランティア活動を組み合わせて暇に苦しまないで時間を楽しむ仕組みを作り出した。彼の趣味は、山登りとサイクリングだ。それに、お酒。NPO団体に所属して新規にビジネスをグループで起こしている。既に年金生活を送っているが、経済的に困っている感じはない。

彼の活動場所は、自宅であるが定期的に山登りやサイクリング、そして、NPO団体での仕事をこなしている。奥さんは働いて自宅にいないので自宅を活動の場所にしてもガミガミ言われないようだ。

自分の趣味が3つぐらいあれば、趣味だけを追求して余生を楽しめる。それに、社会貢献という大義名分でボランティア活動をすれば、気持ち的に清々しくなる。自分で老後の生活パターンを組み立てられるシニアは、クリエイティブな人が多い。彼は、楽しい事を求めて新しい事をやっている。

自分の居場所を決めてそこから活動を起こす!

高齢者が背負っているリュックが見っともない!

最近の高齢者は、医者や健康番組の影響で外出を毎日している。外に出ることで足腰を鍛え、目に見えてく入ってくる街なかの情報で脳を鍛える効果があるからだ。横浜駅周辺を歩いている老人たちの後ろ姿を見ると、必ずと言って良いほどリュックを背負っている。そのリュックが何とショボイことか!

遠足気分で郊外に出かけるのであれば良いが、街なかではイメージが合わない。リュックにも郊外、田舎、山登りというアウトドア向きと都会風なデイパックがある。老人は、その違いをあまり意識していないようだ。ちょっとしたものを入れるのに便利な袋であれば、なんでも良いという意識が見られる。

そのため、

昔々に買って使っていた流行遅れのリュックで街中を歩き回る。他人の視線を意識する老人ならば、男性ファッションとして街中で使用するバックパックを持つべきではないか。

自分のニーズに合ったリュックを買う上で注意する3つの点