老人が毎朝かならず行く場所がある。食料の買い出しをするために行く近くのスーパーマーケットやコンビニ店だ。最近、コンビニ店にイートインスペースが設けられている。高齢者が多い住宅地域では、コンビニ店のイートインスペースが老人たちの憩いの場所になっている。
この傾向が、広めのスーパーマーケット店でも始まっている。高齢化社会が広がると消費者としての高齢者層を無視できなくなる。イートインスペースに集まった高齢者に対して色々なサービスを提供できる機会が生まれる。スーパーマーケットが食品だけを販売する時代でなくなる日が近い。
この傾向は、コンビニ店、スーパーマーケット店だけに留まらずに消費される日常製品を販売するドラッグストアーにも波及するかもしれない。高齢者市場でビジネスをするには、高齢者たちを集める仕組みが必要だからだ。それが、「憩いの場所」としてのイートインスペースだ。