定年退職後の生活習慣は健康寿命に影響してくる。通勤生活を送っていれば、自然に午前9時から午後5時の仕事習慣で生活のリズムが出来上がっている。仕事を離れた生活に入ると自分で生活習慣を作らなければならない。自分で作る生活習慣が健康を害する習慣であると短命に終わる。
65歳まで働けるにしても65歳以降同じ問題に直面する。遅かれ早かれ、自分で自分の生活習慣を作り出さねばならない。どんな生活習慣を身に付ければ良いのだろうか。
定年退職後の生活習慣は健康寿命に影響してくる。通勤生活を送っていれば、自然に午前9時から午後5時の仕事習慣で生活のリズムが出来上がっている。仕事を離れた生活に入ると自分で生活習慣を作らなければならない。自分で作る生活習慣が健康を害する習慣であると短命に終わる。
65歳まで働けるにしても65歳以降同じ問題に直面する。遅かれ早かれ、自分で自分の生活習慣を作り出さねばならない。どんな生活習慣を身に付ければ良いのだろうか。
老後の生活は自分で描いた生活ができやすい。誰にも束縛を受けることなく、好きな事をやれる時間が持てる。生活する上で支障が無い年金収入と貯蓄さえあればの話だが。世の中には裕福なシニアが目に見えない所で生活している。テレビのニュースで話題になるオレオレ詐欺事件で1億3000万円も騙し取られた老人がいるほどだ。
賢い老人ほど、お金があることを芸能人のように宣伝しない。一般大衆人のように振る舞う。詐欺事件でお金持ちであったという事が分かる場合が多い。そんな裕福な老人ほど精神的に満たされていない生活をしている。
老人の特権は自由に使える自分の時間である!
働かなくても生きて行ける老人はつまらない時間を過ごしている場合が多い。若い人が働くのはお金を稼いで使う欲求があるからだ。老いて来ると若者たちが求める欲求の殆どが経験済みになる。敢えて若者たちと同じものを求める事はしない。
65歳を過ぎたら年金をもらいながら残された時間を楽しむためのプロジェクトを実行すべきである。老後の生活は普通の生活を維持できる健康と体力があれば、贅沢な生活をする必要は無い。最低食べて行けるだけの経済的な余裕があれば、残された時間を自由に使える。貯めたお金を生きている間に使う楽しみを持つべきである。お金には賞味期限がある。
自宅から最寄りの駅に行く途中の道が今道路整備をしている。必ず、80歳を越えたおじいさんが立って、こんな事を言っている。「毎度ご迷惑をお掛けしてすいません!」と通りかかる人達に言っている。彼の仕事は、道を使っている人たちへの謝罪である。この行為と仕事は海外で見たことがない日本独特のものではないかと思う。
80歳を越えても仕事をしているおじいさんは素晴らしいと思う。やっている仕事は、人間でなくても良いのではと思うのだが、そんな人が現場にいる、いないで相当印象が違う。
目的を持って働いているシニアとお金のために働いている高齢者では生き方に違いが出る。それは仕事への満足感である。この仕事が最終的に自分の人生の中でどのような結果をもたらすかを知っているシニアならば仕事に熱が入る。そうではなく、ただ単に生活費を稼ぐ、小遣い稼ぎをするためということであると渋々仕事をして時間を潰している感覚になる。
人生をどう生きるかを一度考えるべきではないか。今、70歳で残りの人生をどうしようかと悩んでいるならば、もう一度社会の中での自分の存在を認識できる「場」に身を置くべきではないか。働ける体力と健康があるならば、それをアルバイトで確認できる。暇を持て余すよりも何か意味あることをやっている方が自分の存在価値を見出だせる。
高齢者の本能的な欲求を助ける介助ワーカーがオーストラリアにいる。オーストラリアでは、売春が合法化されていて高齢化社会の問題を解決するのに役立っている。日本では、売春はグレーな取扱になっているが、社会悪で必要なものであると一般的に認識されている。それは日本の歴史を見れば理解できる。2008年に身体障害者の本能的欲求の問題を解決するサービス「介助サービス」を一般社団法人ホワイトハンズが始めた。
自分で自慰行為が出来ないために本能的欲求を解決できない身体障害者向けのサービスである。健常者向けのサービスではない。身体障害者も健常者同様に本能的欲求がある。健常者は自分で本能的な欲求を処理できるが、身体障害者はそれが出来ない。
シニアにとってのスーパーマーケットは、日々の生活を支える場所だ。特売日には、開店を待っている老夫婦が朝早くから並んでいる。シニア向けに量が考慮された切り分け済みのサラダ用野菜や惣菜が多くなった。5年前からスーパーマーケットは、シニアの消費者を意識した品揃えや商品の棚並べ、そして、配達サービスを提供している。
ただ、人手不足の影響で多くのスーパーがレジ作業をお客様にやって頂く方式(セルフレジ)に変えてきている。70歳以上の老人にとって見慣れぬセルフレジの機械を操作するのはシニアにとって負担が多い。そのためか、お金の支払だけを機械で行う方式が増えてきている。