ソーシャルダンスは、大学生の時に授業で学んだ。米国に留学している時に履修したのだ。毎週金曜日の夜に大学の寮でダンスパーティが開催されていた。 ブロンドの可愛い女性と踊りたい。そんな思いがソーシャルダンスのクラスを履修する動機だった。ルンバやタンゴなど今まで経験もしないダンスを学んだ。
ソーシャルダンスが、米国の学会で認知症予防や回復に効果があるというテレビの番組を見て、あの時学んでいて良かったと思ったのだ。認知症とはまだ縁がない。でも、いつ認知症が発症するかは誰もわからない。成った時に何をすれば回復するか、その羅針盤を学んだ。
ソーシャルダンスは異性と一緒に楽しめる運動
認知症を予防するには、脳への刺激をどのようにするかだ。ソーシャルダンスは、音楽を聴きながら体を動かし踊るためのステップを相手に合わせる。この動作が脳に良い刺激となるという。頭で考えながら体を相手の動きに合わせながら踊る。
ソーシャルダンスは、直ぐにはうまくならない。何度も何度も練習する必要がある。ダンスが好きな人ならば、ダンスの練習が楽しくて堪らないはずだ。私自身そうだった。週1回のソーシャルダンスのクラスでは、綺麗なブロンド女性と体を合わせて堂々と踊れるからだ。
異性との一緒に体を合わせて踊れる機会は、ソーシャルダンスしかなかった。留学生活でなかなか綺麗なブロンド女子大生とデートする勇気がなかった。ソーシャルダンスのクラスはデートではないが、綺麗な女性と触れ合う楽しい機会であった。
ソーシャルダンスの経験がない男性ならば、時間が余っている時に体験したら良い。大学とは違うが、街中にあるダンス教室で色々な年齢の異性と触れ合うと今までに味わったことがない喜びが生まれる。シニアの男性は、若い女性との触れ合いが少なくなるのでソーシャルダンス教室はそのニーズを満たしてくれるだろう。
認知症に不安を感じている高齢者ならば、一度、ソーシャルダンス教室に通ってみて自分が楽しめるかどうかを確認すべきだ。楽しさを感じるならば、認知症予防の意味合いでダンスを新しい趣味にしたら良い。
気が合うシニア女性に巡り合う機会もあるだろう。ダンスの練習後にメンバーと一緒に懇親会をカフェで開いてもよい。新しい友人も作れる。ソーシャルダンスという共通の要素を通してシニア同士が孤独から脱出できるだろう。若い人たちとの接点が増えれば、若者たちから若者文化を学べる。
ソーシャルダンスは、姿勢を良くするし、足を鍛える。自分の身なりにも気が行くようになる。
検索で”ソーシャルダンス教室”、”ソーシャルダンスサークル”で探してみる。ダンス教室で学びながら、フリーでダンスを楽しめるサークルで学んだダンスを練習する。
住まいに近い場所にあるダンス教室を見学に行くと良い。何度か見学するうちにやってみたいという気持ちになれば、ダンス教室に通い始める。ダンスに慣れ始めたら、その教室が運営するフリーダンスサークルでダンスを楽しめばよい。横浜のダンス教室の事例。
異性と一緒に踊るソーシャルダンスは、シニアに新しい喜びと刺激を脳と体に与える。