毎朝、通勤時に出会う老人は近くのスーパーに買い物に行く。毎朝買い物に出かけることで足を鍛えている。もう、80歳近い老人だ。すれ違うだけの老人だが、雪が降り積もると日の朝はどうするのだろうか。無理してスーパーまで買い出しに行くのだろうか。心配だ。
雪が降れば、降った雪が凍り、滑りやすくなるのは誰にでも想像つく。あの老人は、毎日の歩くトレーニングでスーパーに買い出しに行くならば、ケガをするかもしれない。老人は、体のバランス感覚が低下して転びそうになった時に踏ん張るだけの体力が無い。
転んで骨折をすると老人は棺桶に一歩足を深く入れ始める事になる。シニアにとって転倒は危険である。ちょっとよろけて転んだだけで骨折することもある。
大雨や吹雪の時は道路が滑りやすい
2,3日分の食糧を備蓄していれば、天候が悪い時は自宅でじっとしている方が良い。老人は、普通の人と体が違う。知らないうちに体力が落ちて柔軟性が欠け始める。ちょっとしたことで転倒する。普通の人の体ならばかすり傷程度なのだが、老人の体は骨の強度が弱っているため骨折する場合が多い。
80歳近くになっても元気に走り回っているだけの脚力がある老人であれば、大丈夫かもしれないが。多くの老人は、足の筋力が落ちて無理が効かない体になっている。悪天候での外出は、老人に無理を強いる。
毎日の食料の買い出しはコープ生協やスーパーの配達サービスを使う
ネットスーパーの出前サービスを使えば良いではないかと誰かが言うかもしれない。70歳代、80歳代の老人がパソコンやスマホを使ってネットスーパーにアクセスして食べる物を注文できるとは思えない。老人にとってインターネットのサービスは身近ではない。
私は、むしろ、もっとアナログな買い物方法を助言したい。
「コープ・生協の宅配サービス」を利用する。提供されるカタログを見て電話やファックスで注文が出来る。早めに買いたい物を決めておかねばならないが自宅まで届けてくれる。天候が悪くて外出が出来ない時に食べ物を備蓄するという意味合いで役に立つ。週に1回、生協の宅配サービスを利用して毎日買い出しに出る時に足りないものを補充する。悪天候は毎週来るわけではないので毎日の買い出しで荷物になる食料品などを頼むのも手である。
自分で食料品を買いに行かなくても宅配してくれるサービスを生活のリズムに取り入れる。天気が良い時は、足を鍛えるために毎朝スーパーに買い出しに行く。重い食料品(ドリンク類、重い野菜や果物など)は配達サービスを利用すれば良い。
雪や雨のときは両手が傘や荷物で使えない
老人が傘をさして雪の中を歩くのは危険だ。傘ではなく、頭から体全体を包む雨具を着用して外出すべきだ。両手は開けておいた方が良い。地面は、確実に不安定だからだ。雪と水で歩き難い状態になっている。誰もがそんなことを理解しているのだが、めんどくさがりの老人たちは、万が一のことを考えない。手元に撥水レインコートがあればそれで十分だろう。
老人が傘を片手にスーパーのビニール袋を持って歩いている姿は危ない。自分の動きを鈍くさせる物は出来るだけ省く工夫がいる。傘はレインコートで代用できる。雨の日の買い出しは、レインコートが良い。大雨の時は外出しない。
雪の日に健康予防でウォーキングをしている老人がいたら、注意深く様子を見ている。転んだらすぐに助けに行かなければ、大変な事になる。
雪と雨は足が弱くなった高齢者にとって危険
私が転びそうになるときは必ず雪の日と雨の日である。積もった雪の上を歩くのは滑りやすい。雨の日にマンホールの蓋の上を歩くと必ず滑る。筋トレで足腰を鍛えているので体のバランスを失いそうになっても足腰の筋力で傾いた体を支えられる。
老人には転びそうになる体を支えるだけの筋力が足にないため転ぶ。手を出して倒れる体を支えようとするのだが、手の力が弱いため手首や腕を骨折してしまう。散歩を習慣にしている老人が多いが、天候が悪い日は自宅で巣ごもり生活をしたほうが安全である。
結論
- 大雨や吹雪の時や道路が滑りやすい時は外出しないが正解だ!
- 自分で食料品を買いに行かなくても宅配してくれるサービスを生活のリズムに取り入れる
- 老人は、体のバランス感覚が低下して転びそうになった時に踏ん張るだけの体力が無い。