転倒予防でウォーキングを行っている高齢者が多い。高齢者が転倒すると寝たっきりになり足の筋力低下をもたらす。多くのケースでは、そのまま介護ベッド生活になる。老人が足の筋力を失うと一人で歩けなくなる。一度介護状態になると老健などでリハビリ生活を送る事になるのだが、元の体に戻るまで相当時間がかかる。
一度転倒して骨折すると高齢者は、自分の足で歩けなくなる確率が高い!
せっかくウォーキングをしているならば、もっと効果がある歩き方を学んだほうが良い。「アクティブかむかむウォーキング」を知っているだろうか。
ガムを噛みながら歩く効能(ガムをかむ事が出来る歯を持っている方向け)
「アクティブかむかむウォーキング」となっていきます。1日合わせて5分から10分程度、かむかむウォーキングをはじめてみてはいかがでしょう。からだのバランス能力を高め、筋肉の活動性も高めることが期待できる(引用先:アクティブウォーキングNHK)
米国の野球選手がガムを噛みながらプレーをしているのをテレビで見た事が有るのではないか。一見、マナーが悪いような印象を与えるのだがガムをかむ理由がある。ガムをかむことで筋肉のパフォーマンスを向上させているのだ。
このことから運動能力を高めることで転倒予防につながる。ガムをかむことから生まれる4つの効果を知ってほしい。
ガムを噛む4つの効果
- 筋肉の反射神経を活性化する
- バランス能力の向上
- 全身を動きやすい状態にする
- 唾液から分泌される微量生理活性物質NGFの吸収で学習能力や集中力を高め、精神の安定に寄与する
ものを噛む時に動いているのは、口の周りの筋肉だけではありません。首、肩、背中の筋肉も動いています。噛むことは、全身の筋肉と連動しているのです。さらに、実験でわかったのですが、ガムを噛んでいる時と噛んでいない時とを比べると、噛んでいるほうが、筋肉の働きは約8パーセントもアップしているんです。(引用先:アクティブかむかむウォーキング)
ガムをかむ効能は、運動のパフォーマンス向上以外にもある。
ガムを噛んでいると眠気が覚める
私は自動車の運転中に眠くなる時、必ず、ガムをかむ。ガムを噛み始めると眠気が無くなる。高速のサービスパーキングでコーヒーを飲むよりもガムをかんだ方が効果があるからだ。眠気を覚ますために一番良いのは、15分ぐらい仮眠する事だ。それが出来ない場合は、ガムを噛みながら運転する方法がいい。
ガムをかむと唾液が沢山出る。高齢者は、老化現象で唾液の量が少なくなる。そのため、唾液の殺菌効果が低下して口やのどから病気になる場合が多い。日頃からガムを噛んでいると唾液が出やすくなる。私は電車の中でガムをかむことにしている。唾液を口の中に出しながらばい菌を出来るだけ退治し、病気の原因を作らないようにしている。特に、風邪が流行っている時期はガムを電車の中で意識して噛んでいる。
歯が悪い人(入れ歯の老人)はガムを噛めないかもしれないが噛める範囲でやってみる価値がある。
結論
ガムを噛みながら散歩すると転倒予防になる。こんな効果があるからだ。
- 筋肉の反射神経を活性化する
- バランス能力の向上
ガムを噛む事の副産物として自動車を運転する時の眠気覚ましになる。さらに口内殺菌をする唾液を出す。シニアは老化で唾液分泌が減少する。そのため、口内の殺菌効果が衰えて口や喉から病気になりやすい。ガムを噛む事で唾液を出させる効果がある。