この秋に海外旅行に出かけるシニア夫婦が多い事だろう。当然、現地のお金とクレジットカードを持って出かける。旅行会社のパック旅行であれば、お金を使うときはショッピングやちょっとした食べ物ぐらいだろう。自分で企画した旅行であるとホテル代や現地の移動でクレジットカードを使うことになる。
この数年、こんな為替詐欺みたいな罠がクレジットカード決済で生まれている。クレジット決済のやり方で新しい情報を仕入れていないと不必要な損をすることになる。
現地通貨、それとも、日本円通貨でクレジット決済するのかを聞くホテルやお店に要注意!
ホテルやお店で支払いをクレジットカードでする場合、現地通貨、または、日本円通貨のどちらで決済しますかと聞いてくる場合がある。決済で使うクレジットカードがVISA、Mastercard、JCBなどの一般的なクレジットカードであると罠にはまるリスクが高い。
この罠とは、
VISAやMastercardで日本円通貨で決済すると為替換算手数料レートがお店が設定したレートで決済される。お店が自由に設定できるレートであるので10%、20%の為替換算手数料レートになっても可笑しくない。現地通貨で決済した場合は、最大でも為替換算手数料は3%ぐらいだ。この設定は、クレジット会社がするので極端な変更はない。
VISAやMastercardでクレジット決済する時は、必ず、現地通貨で決済をすることを忘れないことだ!
これがAMEX(アメリカンエクスプレスカード)であると現地のホテルやお店が日本円通貨で決済しようとしても強制的に現地通貨での決済になる。この意味合いでAMEXによるクレジット決済は安心して使える。
なぜ、こんな事が起きるのか。
カード会社は加盟店に向けて決済通貨を客に支払い時点で選ばせるサービスを提供すると加盟店が自由に決めた率で換算レートを決めていいと勧誘をかけているらしいのである。
「カードの支払い時、決済通貨をその場で選択させ、現地通貨を選ばなかった場合は、加盟店が決めた為替レートでチャージしますよ」方式なのだ。(引用先:http://kyuinkyuim.blog71.fc2.com/blog-entry-1048.html)
昨年、夫婦でWashington D.C.とSan Diegoを旅行した。米国では、クレジット決済はすべて現地通貨でなされていた。AMEXを使っていたからだ。上記の情報は、その時は知らなかった。たまたま、AMEXを海外で使ったほうが何かと利便性が高いから使っただけであった。
それに、米国ではホテルもお店でもレストランでも日本円通貨で決済が出来ますよという勧誘はなかった。東南アジアのタイ、シンガポール、台湾、香港などではあるそうだ。多分、ヨーロッパ諸国でもあると思う。
海外旅行でクレジットカード決済をするときは、必ず、現地通貨で決済する。これを守っていれば、為替換算レートの罠にはまらない。もし、そんなことを意識しないでクレジットカードを使いたい場合は、AMEXを使うことだ。