60歳を越えるとがんに掛かりやすくなると言われる。免疫力が急激に衰え始めるからだ。人間ドックは年に1回行うと同時に生活習慣病にならないようにする努力が求められる。
でも、簡単にがんのリスクチェックが出来ないものだろうか。
60歳を越えるとがんに掛かりやすくなると言われる。免疫力が急激に衰え始めるからだ。人間ドックは年に1回行うと同時に生活習慣病にならないようにする努力が求められる。
でも、簡単にがんのリスクチェックが出来ないものだろうか。
天気が良い日には、外で老人たちを多く見かける。家内と一緒にランチドライブに出かけた。道脇を歩く老人たちを何人も見かけた。杖を使って歩いているおばあさん、よろよろと歩いているおじいさん、道を斜めに渡り歩いているシニア。
弱々しい姿を老人に見る一方で、元気にランニングをしている高齢者も多く見かけた。左腕にスマホケースをつけて力強く走っている。足を見れば鍛えられた筋肉が見える。
体の格差は老人の足に顕著に出てくる。
60歳から70歳までの生活は、想像ができる。普通の生活を送れる可能性が高い。問題は、70歳から80歳までの生活がどうなるか予想がつかない。70歳から健康面や身体面で個人差が出始める。最初のサインは、足の筋力だ。知らないうちに歩くのが遅くなる。階段の上り下りを避け始める。体の疲れを頻繁に感じ始める。多くの高齢者は、75歳を過ぎた頃からこのような状態になる。
普通の生活がいつの間にか出来なくなっている自分に気が付く。こうなる前に予防策を自分なりに講じなければ普通の生活が出来る年齢を伸ばせない。普通の生活が維持できる老人は幸せな老人である。
60歳代のシニアは、普通の生活があたかも永遠に続くかのようなイメージを持っている。自覚症状を感じていないから仕方ないが。怖いのは、自覚症状を感じ始めたら、もう遅い事だ。普通の生活が出来ているうちに予防策を実施することだ。
人生の付け。飲み屋の付けと違って期限がない。介護ベッドでの生活が始まった時点でこれまでの付けの支払いが始まる。
元気で生活している時は、生活習慣病という付けが見えていない。年齢が70歳を越え始める頃に体の免疫力が弱まり、体の弱い部分から病気が発症する。 誰も日頃の見えない付けを意識していない。人間ドックで生活習慣病予備軍と判断されたら、今まで見えていなかった生活の付けが見え始める。気が付いたら、医者からこの病気の原因は生活習慣から生まれたと言われてハッと気が付く。
人生の付けは色々な形となって突然やってくるが意識して対策を準備できる。
筋肉は70歳以降に激減する。筋肉を刺激するような運動や活動をしていないシニアは、大きな筋肉がある足から筋肉を失っていく。歩くのが辛くなる、脚を上げるのが難しくなる、長時間歩くのが出来なくなるという老化現象が足に出てくる。筋肉は生活環境に順応する。70歳を過ぎたシニアの生活は、定期的な運動をしていなければ、自宅周辺を歩くぐらいだ。
体の筋肉を積極的に刺激するような活層をしていないため、使われない筋肉は失われていく。風邪で1週間ぐらい寝ていれば、足の筋力が落ちていることが分かるはずだ。仕事をして動き回っている人は、自然と足を使っている。駅の階段の昇り降り、営業での外回りなど体を使う。
仕事をやめた70歳代のシニアは、急激に体を動かすことが毎日の生活でなくなる。楽な生活に筋肉は適応する。余分な筋肉はなくしていく。そんな生活が続く内に体全体の筋肉量が減って行っていることが体感するようになる。以前出来た動作が出来なくなると言った現象だ。
63歳の私は、筋トレを30年以上続けている。"Good in Shape” 健康的な体型を維持するためだ。老化現象で猫背になったり、体が枯れていったり、弱々しい歩き方になったり、血色が悪い肌になったりする。それを予防する意味で筋トレは役に立っている。