後悔が残らない自分らしい人生を送るにはどうしたら良いか?

自分の人生を振り返ると色々な節目で自分の選択をしている。その決断が他人に言われてしている場合と自分の本意でしている場合で後悔が生まれる、生まれないに別れる。本当は、あの道を歩いて行きたかったのだが周りに押されてこの道にしてしまったとかだ。

私が自分の欲望で決断し、実行した節目は、高校卒業の時に大学へ進学するか、他の道を選択するかであった。私はあの当時英語に狂っていた。日本の大学よりも米国の大学に留学をしたかった。

だが、

英語力が不十分であったため、英語の専門学校に2年間通って米国州立大学に留学する計画を立てた。同級生は、私の決断に驚いていた。なぜ、大学ではなく専門学校に行くのかと。私だけが専門学校に進学した。高校の成績は普通であったのでそこそこの大学に進学できる実力があった。

大学よりも専門学校という選択は、自分が求めた初めての選択であった。今までは、親の助言や先生の進言に従った人生であった。

自分で人生の選択をする=自分で結果の責任を取るだ!

定年退職後のシニアは、自分で残りの人生の選択を強いられる。どのような選択があるかはその人がどのような選択肢を持っているかによる。その選択肢が自分以外の人から来て押されるようならば、シニアとしてあまり良い選択ではないように私は思う。

60歳を越えた人生経験豊富なシニアが残りの自分の人生を決められないというのは問題だからだ。誰のための人生なのかを考える必要がある。

後悔しない人生の選択は1回限り。自分で選んで決断し実行する。何が起きても自分がその責任を取るという気構えがないと何をやっても後悔が残る。選択が失敗しても成功してもそれが自分の人生だ。結果に囚われる必要はないのではと思う。誰もが同じ最終駅に向かっている旅人であるから。最終駅に辿り着くのが早いか、遅いかの違いだ。

シニアが株で貯蓄を増やそうとする。証券会社の営業マンの話を参考に株を買う人は営業マンの餌食になる。株投資は、自分で勉強して自分の判断で株に投資するのが基本だからだ。営業マンが若い可愛い女性であると色気にやられておすすめの株や投信などを買ってしまうシニアがいる。考えものだ。

ビジネスにおいても下請けビジネスは他人におんぶに抱っこのビジネスだ。仕事を出してくれる会社が風邪を引けば、下請けの会社は肺炎になる。第三者に依存する生活は、自分で作り出す生活よりも不安定である。自分でコントロールが出来ない環境に自分を追いやる。

これから新しい人生を送りたいと願っているシニアならば、目の前にある選択肢から自分の心が求めている選択を選び実行することだ。他人の意見に頼ったり、影響されたりしないことだ。先の人生なんて誰もわからない。やってみないとわからない人生ならば、自己責任でやるほうがケジメがつく。

人生の選択を目の前にして選択と決断ができないシニアは、時間の流れの中で身を任せているだけの人生を送ることになる。白いキャンパスに自分の筆で絵を描き始めれば、必ず、描いた絵のように自分の人生が展開する。私は、それを実体験しているから自信を持って言える。

自分で足を一歩出す。余生を楽しむにはその一歩が重要だ。