大分県日出町 尾畠春夫さんというシニアのボランティアがメディアの注目を集めている。山口県周防大島町で行方不明になっていた藤本理稀ちゃんを捜索して見つけたボランティアだ。65歳で魚屋を辞めて余生を社会貢献に使うと決心して行動に移してきたシニアである。こんな事が出来るシニアは数少ない。
余生を人助けに使う、使いたいと考えているシニアは多い。考えや希望は誰でも出来るが、実際に行動に移して続けることはかなり難しい。私もそんな希望は持っているが、行動に移せるかどうか怪しい。
人間の価値は、言った事を実際にやれたかどうかにあると思う。
損得なしに自分の能力と労力を無償で提供する
人助けができる人は素晴らしい。それが自分の労力とコストで行える人は何か強い信念があるのではないか。単なる願望や希望だけで人助けができる物ではないと思っている。私の周りに災害時にボランティアをしてきた人があまりいない。義兄がジャーナリストの仕事の傍らで災害場所に赴きボランティアをしたぐらいだ。
人助けには色々なバリエーションがある
大分県日出町 尾畠春夫さんのように捜索支援で人助けをする人もいる。マラソン大会で救急介護をする人たちもいる。自分が出来る分野で困っている人が助ける行為であれば何でも良いわけだ。
大分県日出町 尾畠春夫さんのように100%自己負担でボランティア活動を長年続けられる人は素晴らしいの一言。彼を見習うシニアが増えてくれればうれしい。色々の事情で彼と同じようなボランティア活動が出来ない人がいるだろう。そこは自分が出来る範囲で行うという事で十分である。
大きな人助け、小さな人助けと色々ある。気が付いたときにアクションでそれを示す。気が付いていても行動に移せない人が多い。言う事とやる事の間には何かがある。有言実行が出来る人は少ない。いつも耳に心地良い話だけをして実際は何もやらない人が多い。
理性で分かっていてもなかなか行動に移せない
人間は感情で動く動物である。ビジネスをやっているとどうしても損得勘定が頭に浮かんでしまう。多分、それは自分の仕事で生活費を賄わなければならないという現実があるからだ。働かなくても生活で困らないだけのお金が毎月入ってくるならば、損得なしで無償のボランティア活動が出来る。
自分の能力と労力を使う事で困っている相手が助かる事が分かっていればいるほど損得勘定が頭をよぎる。これだけの仕事をやれば、これだけの売り上げを立てる事が出来ると認識するからだ。本来、お金が発生する仕事を無償で行うには、自分を納得させる理由付けが必要になる。人助けをしたいだけでは出来ない。
大分県日出町 尾畠春夫さんのようなシニアは人助けが生き甲斐になっている。私には同じような行為は出来ない。得手不得手が人それぞれある。適材適所で自分の能力と労力を人助けに使える機会に出会えるかどうかである。
社会貢献をしたいと思っているシニアがいる
子供たちの通学時間帯に横断歩道で黄色い旗を持って安全に横断できるようにしている老人がいる。公園に散らかったごみを朝早くから拾っているシニアがいる。自宅近くにある介護施設に出かけて入居者の話し相手をしている老婦人もいる。
私が自信をもってやっている社会貢献活動がある。年に4回横浜駅近くにある献血ルームで400mlの献血をしている。年齢制限がある。70歳になると献血が出来なくなる。あと2年間だけ献血活動が続けられる。お金や労力でない社会貢献活動になる。
生活困窮で困っている家庭に食べる物を無償で提供するフードバンクがある。フードバンクの活動を支援するフードドライブを開催する人たちが求められている。
Food Driveとは
フードドライブとは家庭で余っている食べ物を学校や職場等に持ち寄り、それらをまとめて地域の福祉団体や施設、フードバンクなどに寄付する活動です。セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)ではフードドライブによって集まった食品を、食事に不自由している方々への支援に活用しています。
経済的に余裕があり、暇な時間を持て余しているシニアならば、自分が出来る社会貢献活動を考えて実行してみてはどうだろうか。大切なことは心からやってみたいという精神である。理性でやるのではなく、心の奥底から生まれて来る熱意でやれる活動である。他人を気にせず自己満足で良い。やっていることを自慢することでもない。
結論
- 大分県日出町 尾畠春夫さんは65歳で魚屋を辞めて余生を社会貢献に使うと決心して行動に移してきたシニアである。
- 社会貢献活動には色々なバリエーションがある。自分が出来る範囲でやるのが続く。私は年4回献血をしている。お金も労力もかからない人助けの一種である。
- お金が発生する仕事を無償で行う時は自分を納得させる理由付けが必要になる。理性だけでやらないこと。
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