保土ケ谷区スポーツセンターのジムを利用するには、1回300円費用がかかる。10月2日は「横浜元気!!スポーツ・レクリエーションフェスティバル」が開催され無料になる。公共機関のスポーツセンターでは、体育の日に色々な運動教室が開催される。体育の日に今まで経験した事が無い健康教室(ヨガ、筋肉トレーニング、太極拳、ピラティスなど)に参加してみると良い。
自分に合った運動教室が見つかる。子供からシニアまで多くの住民がやって来る。
介護予防の健康教室や運動教室!
70歳を過ぎれば自分の介護予防対策を真剣に考え始める。老人にとって体力の衰えは頭から離れない。何とか介護のお世話にならない体と健康を維持したいと誰もが願っている。
米国のシニアは、自分が他界する場所を自宅にする傾向が強くなって来ているという。今までは介護施設で亡くなる老人が多かった。日本は、自宅で死を迎えざるを得なくなるだろう。介護施設が満室で介護が必要な老人をお世話できない。
介護のお世話にならない体と健康を維持するには、普通の生活が自分たちで出来ているうちに介護予防対策を取ることしかない。痴ほう症も体力の衰えも体を活発に動かさない生活習慣からくるといわれる。
足の筋力が衰え始めると自宅にこもり始める。人と会って会話をする機会も少なくなる。外部からの刺激が減少する。体力の衰えは足を使わなくなる時をピークにして知らないうちに進行する。筋肉は、環境に順応して使わなければ少なくなる。
体を動かす機会が少なくなると食欲も増えず、エネルギー代謝も減少する。体は、一度楽をし始めるとそれが生活習慣になる。老人の筋肉は、楽をすればするほど急激になくなる。足の筋肉は特に顕著だ。介護予防対策は、体を積極的に動かして筋肉の量を維持、さらに、増やす生活習慣を作り出すことだ。
私の知人、65歳のシニア男性は働くことをやめて毎日が日曜日になった。暇な時間をどうしようかしばらく悩んでいた。彼は、好きなテニスをやり始めた。区のスポーツセンターが開催しているテニス教室に通い始めると同時にシニアのテニスクラブに参加する毎日になった。
体を動かす同好会に入ると体を鍛えるだけでなく横のつながりが生まれ、社交の場になる。人間と人間との交流が増えると自然と体を動かす機会が増える。食事会を開いたり、ハイキングに行ったり、映画鑑賞をしたり、居酒屋に行ったり、皆と一緒に何かをやり始める。
健康教室や運動教室で新しく知り合うシニアがいるはずだ。お互いに暇をしている。何回か顔を合わせば、自然とあいさつをするようになり、一言二言会話が生まれる。気が合う人に巡り合えば、新しい知人となる。共通の話題は健康と暇対策だ。
「類は友を呼ぶ」で新しい仲間がだんだんと増えていく。体育の日に体を動かす機会を得て、それを新しい生活のリズムにする。何も考えないで10月2日の午前中から公共機関のスポーツセンターに顔を出して見る。